今週末のWIN5対象レースの統計データを分析し、買える馬/消せる馬を検討します。
今週は全トラック良馬場想定です。
各競馬場の傾向予習記事も公開済なので、合わせてご覧ください。
ラジオ感覚で聞ける動画版もお好みでどうぞ。
中京10R 名古屋日刊スポーツ杯 芝/2000
<過去10年間のレース統計>
2000mで行われているのは2016年から。
出走頭数は少なくなりやすく最大でも13頭で、今年も11頭と同水準。
統計項目 | 傾向 |
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展開/脚質 | スローペースになりやすく、先行有利。 ハイペースで先行総崩れとなった2020年を除くと、 勝ち馬は4コーナーを上位50%以内の位置で通過している。 |
枠順 | 外枠有利で、6-8枠が5勝している。 唯一、内枠が勝利したのも2020年で、合わせて考えると外枠の先行馬が強いと言える。 |
人気 | 2000mに変更後の5年間は1-2番人気だけが勝利していたが、昨年は12番人気が逃げ切り。 |
血統 | 日本系×欧州系が強いコース。 直近3年間、このコースで行われた条件戦はすべてこの血統構成の産駒が勝っている。 重賞になると母父米国系が入ってくるが、それでも半数は日本系×欧州系が勝っている。 |
<買い条件>
⑪エピプランセス/藤岡康太/池添学 統計イチオシ
外枠で先行力に期待できる、欧州系×日本系の産駒。
⑨アナレンマ/西村淳也/藤原英昭
こちらも外枠から先行する可能性のある、日本系×欧州系の産駒。
②ヤマニンサルバム/浜中俊/中村直也
日本系×欧州系の産駒。
<消し条件>
③ヴェルザスカ/松若風馬/今野貞一
⑤エルディアブロ/横山琉人/佐々木晶三
⑥オータムヒロイン/古川吉洋/鮫島一歩
⑧サウンドウォリアー/幸英明/高橋康之
⑩ヴェールランス/今村聖奈/藤岡健一
日本系×欧州系以外の産駒が勝つ確率が低い条件。
<中京/芝/中距離のWIN5対象レースで勝利の確率が低い騎手/厩舎>
①シェルビーズアイ/松田大作/武英智
④マイネルアルザス/亀田温心/菊川正達
⑦カフジアスール/角田大河/中竹和也
阪神10R 竹田城S ダート/2000
<過去10年間のレース統計>
2019年創設で、昨年のみハンデ戦。
統計項目 | 傾向 |
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展開/脚質 | 前傾ラップだが向正面でペースが緩みやすく、先行有利。 |
人気 | 過去3回は1-2番人気の先行馬が2勝し、 13番人気と荒れた年は最後方からの追い込みが決まっている。 WIN5全体では3番人気以上の勝利が多いコースで、上位人気の信頼度は高い。 |
血統 | サンデーサイレンス系×欧州系が強いコース。 直近3年間、米国系ではマジェスティックウォリアー産駒のみが勝利している。 |
臨戦過程 | 勝ち馬はすべて前走で1800m以上を走っている。 特に晩秋S組は[1-1-1-2]と好相性。 |
<買い条件>
⑫ショウナンアーチー/坂井瑠星/松下武士 統計イチオシ
前走が晩秋Sで、先行できる確率が高い馬に、阪神で勝鞍が多い騎手。
⑩ウェルカムニュース/イーガン/池江泰寿
先行できる確率が高い馬。
②ハイエンド/岩田望来/清水久詞
サンデーサイレンス系×欧州系の産駒。
⑨ランスオブアース/松山弘平/本田優
このコースで勝鞍が多い騎手。
<消し条件>
①スズカデレヤ/秋山真一郎/大橋勇樹
⑦ムエックス/菱田裕二/大根田裕之
⑪アベックフォルス/吉田隼人/加藤士津八
米国系産駒が勝つ確率が低いコース。
⑥クリノホノオ/木幡初也/谷潔
前走が1700m以下の馬。
<今週勝利の確率が低い騎手/厩舎>
⑧メイショウヨカゼ/団野大成/荒川義之
2週連続勝利の確率が低い厩舎。
<阪神/ダート/中距離のWIN5対象レースで勝利の確率が低い騎手/厩舎>
③ブラックヘイロー/横山武史/高橋文雅
④デルマオニキス/酒井学/勢司和浩
中山11R カペラS ダート/1200
<過去10年間のレース統計>
重馬場が1回ある以外は、条件安定の別定戦重賞。
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 勝ち馬斤量は55~58kg。 54kg以下は[0-0-0-12]の一方で、58kg以上は[2-1-1-6]と、重斤量が優勢。 |
展開/脚質 | ハイペースを先行馬がそのまま押し切りやすい。 |
人気 | 4番人気以下が5勝しており、上位人気の信頼度はそれほど高くない。 短距離の一般的な傾向とは異なり、下位人気の前残りがある。 後方から差し切っているのは上位人気。 |
血統 | 米国系が圧倒的に強いコース。 このレースも過去10年で、父or母父米国系の産駒が8勝。 WIN5全体で見ると、直近3年間の21レースで父/母父いずれも米国系でない産駒は、条件戦で1勝のみ。 |
<買い条件>
③ジャスティン/マーカンド/矢作芳人 統計イチオシ
先行する確率の高い母父米国系の産駒。
強力な同型が多く展開に不安はあるが、他がすべて消し条件該当で消えているため、逃げ馬で買うならこれ。
⑥リメイク/福永祐一/新谷功一
⑬オメガレインボー/岩田康誠/安田翔吾
父または母父米国系の産駒。
<消し条件>
②シンシティ/富田暁/木原一良
⑧ヤマトコウセイ/小林脩斗/武井亮
⑭カルネアサーダ/菅原明良/加用正
斤量54kg以下の馬。
⑨クロジシジョー/戸崎圭太/岡田稲男
⑯レディオマジック/藤岡佑介/佐々木晶三
父/母父いずれも米国系でない産駒。
①リュウノユキナ/柴田善臣/小野次郎
④ジャスパープリンス/田中勝春/森秀行
⑦エアアルマス/川須栄彦/池添学
⑩ヒロシゲゴールド/北村宏司/北出成人
創設以来、7歳以上が勝ったことのないレース。
<今週勝利の確率が低い騎手/厩舎>
⑤ハコダテブショウ/石川裕紀人/相沢郁
2週連続重賞勝利の確率が低い騎手。
<中山/ダート/短距離のG3で勝利の確率が低い騎手/厩舎>
⑪アティード/田辺裕信/加藤士津八
⑫オーヴァーネクサス/大野拓弥/松下武士
⑮ピンシャン/松岡正海/森秀行
中京11R 知立S 芝/1200
<過去10年間のレース統計>
1200mになったのは2019年からで、昨年2勝クラスから3勝クラスに変わった。
また、2019年1月、2020年9月、昨年から12月のこの時期と、開催タイミングも毎年変わってきた。
統計項目 | 傾向 |
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展開/脚質 | 先行有利で、過去3回の勝ち馬はすべて3コーナー通過3番手以内。 |
枠順 | 5枠より内の馬だけが連対している。 直近2年は4-5枠が馬券内を占めており、6枠より外は3着が1回あるのみ。 |
人気 | 過去3回の勝ち馬人気は7→5→1と来て、昨年ようやく1番人気が勝利したが、荒れやすい。 3連単の平均配当は10万円超え。 |
血統 | 過去2年は米国系が強いコースだったが、今年はサンデーサイレンス系×欧州系が席巻。 今年行われた5レースに、父or母父米国系の産駒は居ない。 |
<買い条件>
⑥マッドクール/藤岡康太/池添学 統計イチオシ
先行できる確率が高く、今年のトレンドに合った父/母父いずれも米国系でない血統構成。
藤岡康太は西日本の芝短距離で勝鞍が多い騎手。
③グランアリエル/角田大和/小野次郎
⑨トウカイオラージュ/松若風馬/長谷川浩大
サンデーサイレンス系×欧州系の産駒で、先行できる確率が高い馬。
<消し条件>
⑪テイエムトッキュウ/亀田温心/木原一良
⑫ジョニーズララバイ/浜中俊/音無秀孝
⑬ショウナンアリアナ/西村淳也/高野友和
⑭ダイセンハッピー/名古屋競馬
⑮エーティーメジャー/古川吉洋/四位洋文
⑯フォラブリューテ/杉原誠人/宮田敬介
6-8枠の馬。
<中京/芝/短距離のWIN5対象レースで勝利の確率が低い騎手/厩舎>
①スイーツマジック/秋山稔樹/佐藤吉勝
④ブルースピリット/幸英明/中内田充正
⑤エイシンスポッター/角田大河/吉村圭司
⑦グレイトゲイナー/松本大輝/森秀行
⑧テーオーマルクス/泉谷楓真/宮徹
⑩スンリ/丸山元気/清水久詞
阪神11R 阪神JF 芝/1600
<過去10年間のレース統計>
すべて良馬場で開催され、2019年の16頭以外すべてフルゲート18頭が出走。
統計項目 | 傾向 |
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展開/脚質 | 基本的に差し有利で、上がりの速い馬が勝つ傾向にある。 |
人気 | すべて5番人気以上が勝利。 直近7年は1-3番人気で6勝しており、上位人気の信頼度は高い。 |
血統 | ディープインパクト系とキングマンボ系が強いコース。 このレースはクラシックほどディープ系が席巻しておらず、 父系にはサンデーサイレンス系、母系には欧州系の産駒の勝利が多い。 |
臨戦過程 | アルテミスSからが4勝、ファンタジーSからが3勝。 2005年から17年連続で、前走2着以上だった馬が勝利中。 直近は、前走でオープンクラスを勝った馬が6連勝中。 |
<買い条件>
⑱ラヴェル/坂井瑠星/矢作芳人 統計イチオシ
アルテミスS勝ち馬のサンデーサイレンス系産駒で、速い上がりを使う確率が高い。
8枠は厳しいが勝っていないわけではなく、極端なスローになりにくい傾向のレースで、今年もペースは流れそうなメンバーとなれば、大きな不利にはならない想定。
⑫リバーラ/石橋脩/高柳瑞樹
ファンタジーS勝ち馬。
⑨リバティアイランド/川田将雅/中内田充正
⑭ブトンドール/鮫島克駿/池添学
⑰ウンブライル/横山武史/木村哲也
速い上がりを使う確率が高い馬。
⑨はこのコースで勝鞍が多い騎手/厩舎。
<消し条件>
①サンティーテソーロ/横山和生/栗田徹
③シンリョクカ/木幡初也/竹内正洋
④アロマデローサ/イーガン/池添学
⑥ミスヨコハマ/M.デムーロ/斎藤誠
⑦ハウピア/菱田裕二/岡田稲男
⑧エイムインライフ/酒井学/角田晃一
⑩ミシシッピテソーロ/原優介/畠山吉宏
⑪イティネラートル/岩田望来/長谷川浩大
⑮ムーンプローブ/松山弘平/上村洋行
前走がオープンクラスでない、または連対していない馬。
<阪神/芝/中距離のG1で勝利の確率が低い騎手/厩舎>
②キタウイング/和田竜二/小島茂之
⑤モリアーナ/武藤雅/武藤善則
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