今週から2回新潟が開幕し、約2ヶ月ぶりの2場開催となります。
このパターンで買える条件、買えない条件を予習しておきましょう。
今年上半期の総合的な傾向分析はこちらから。
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新潟競馬場 騎手の傾向
直近3年間(2020年/2021年/2022年1回新潟)、新潟競馬場で行われたWIN5対象レースの結果に傾向の見られる騎手。
<買える傾向>
騎手名 | 2020-2021 勝利数 | 2020-2021 着順 | 2022 勝利数 | 2022 着順 | 傾向 |
---|---|---|---|---|---|
川田将雅 | 6 | 6-0-1-8 | – | – | 芝は1000-2000mで勝鞍あり、特に1600-2000mのワンターンレースに限ると[4-0-1-3]となる。 ダートは1800mのみ騎乗で[1-0-0-4]と、芝に比べて率は落ちる。 2年連続で、2場開催の場合の新潟で連勝がある。 重賞1勝。 |
戸崎圭太 | 5 | 5-3-1-13 | – | – | ダートに限ると[2-1-1-3]で、芝に比べて率が高い。 芝は1600-2200mで勝鞍があり、1400m以下はすべて着外。 重賞2勝。 |
福永祐一 | 4 | 4-0-5-8 | – | – | 4勝はすべて芝外回りコースを使用する距離で、特に1800-2000mに限ると[3-0-2-2]となる。 重賞1勝。 |
M.デムーロ | 4 | 4-3-0-15 | – | – | 芝1800-2000mに[4-2-0-3]と数字が集まる。 重賞1勝。 |
菅原明良 | 3 | 3-1-3-25 | – | – | 2020年は[0-0-0-9]だったが、2021年に3勝。 2021年は年間6勝のため、半数を新潟で挙げている。 3勝すべて芝だが、勝率で言えば内回りコースを使用する1200/2200mが[2-0-0-2]と高い。 |
鮫島克駿 | 3 | 3-2-5-11 | – | – | 3勝すべて芝で、芝1000mに[1-2-2-2]と数字が集まる。 重賞1勝。 |
津村明秀 | 3 | 3-2-1-18 | 0 | 0-2-0-1 | 2020年以降、新潟でしか勝っておらず、内訳はダート1800mで2勝、芝1000mで1勝。 今年もすでに2着が2回と、他場より好走率が高い。 |
勝浦正樹 | 1 | 1-1-1-6 | 1 | 1-0-1-2 | 芝1200mで2年連続勝利中。 年間1~2勝程度の騎手なので、WIN5的には新潟では期待値が上がると言える。 |
菊沢一樹 | 1 | 1-0-0-7 | 1 | 1-0-0-0 | 芝1000mをマリアズハートで2勝。 マリアズハートでなければすべて着外。 |
<全体成績に対し、新潟の勝鞍が少ない騎手>
騎手名 | 2020-2021 勝利数 | 2020-2021 着順 | 2022 勝利数 | 2022 着順 | 傾向 |
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松山弘平 | 1 | 1-1-0-9 | 0 | 0-0-0-1 | 直近3年間で37勝している騎手だが、新潟では2020年に1勝のみ。 |
新潟競馬場 厩舎の傾向
直近3年間(2020年/2021年/2022年1回新潟)、新潟競馬場で行われたWIN5対象レースの結果に傾向の見られる厩舎。
<買える傾向>
厩舎名 | 2020 勝利数 | 2021 勝利数 | 2022 勝利数 | 傾向 |
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池添学 | 1 | 1 | 0 | 福永祐一を乗せた芝のレースで2年連続勝利中。 |
中内田充正 | 0 | 2 | 0 | 川田将雅を乗せた芝のレースで昨年2勝。 |
菊沢隆徳 | 0 | 1 | 1 | 息子同様、芝1000mをマリアズハートで2勝。 |
<全体勝利数は多いが、新潟で勝っていない厩舎>
厩舎名 | 2020 全体勝利数 | 2021 全体勝利数 | 2022 全体勝利数 | 傾向 |
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堀宣行 | 8 | 7 | 3 | ローカル開催の勝鞍は年間1勝程度。 |
斉藤崇史 | 6 | 5 | 4 | 今年福島で2勝したが、基本的にローカル開催の勝鞍が少ない。 |
須貝尚介 | 5 | 8 | 2 | 北海道で3勝しているが、基本的にローカル開催の勝鞍が少ない。 |
杉山晴紀 | 5 | 4 | 3 | 東京より西の競馬場でしか勝鞍が無い。 |
<栗東vs美浦>
例年、WIN5対象レース全体の65-70%を関西馬が勝つ傾向にある。
新潟もその傾向に合致しており、輸送距離に差はあれど、関東馬優勢とはならない。
札幌競馬場 騎手の傾向
直近2年間(2020年/2021年)、札幌競馬場で行われたWIN5対象レースの結果に傾向の見られる騎手。
<買える傾向>
騎手名 | 勝利数 | 着順 | 傾向 |
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横山武史 | 5 | 5-0-3-10 | 芝3勝、ダート2勝と全方位で圧倒した昨年の札幌リーディングジョッキー。 開催期間の短さを考えると驚異的な固め打ちと言える。 ただし重賞勝ちは無し。 |
吉田隼人 | 2 | 2-2-0-13 | 2年連続で重賞勝利中。 ダートは[0-0-0-7]で、期待値は芝。 |
黛弘人 | 2 | 2-0-0-9 | 2年連続ダートで勝利中。 全体3勝の内2勝が札幌のため、他場と比較して期待値が大きく上がる騎手。 |
札幌競馬場 厩舎の傾向
直近2年間(2020年/2021年)、札幌競馬場で行われたWIN5対象レースの結果に傾向の見られる厩舎。
<買える傾向>
厩舎名 | 2020 勝利数 | 2021 勝利数 | 2022 勝利数 | 傾向 |
---|---|---|---|---|
萩原清 | 1 | 1 | 0 | 直近2年の5勝が東京2勝/中山1勝/札幌2勝。 ローカルで狙うなら札幌。 |
<栗東vs美浦>
例年、WIN5対象レース全体の65-70%を関西馬が勝つ傾向にある。
その中において札幌は数少ない、関東馬が優勢となる競馬場。
2場開催の傾向
<”手薄なローカル”が存在しなくなる>
騎手が分散しないため、強い騎手と弱い騎手が同じレースを走る確率が上がる。
その結果、中堅以下の騎手は勝ちにくくなる。
特に、WIN3に勝鞍の偏りがある騎手、つまり3場開催のローカルメインレース勝ちが多い騎手は、2場開催では期待値が下がる。
顕著なところでは、菱田裕二、斎藤新、丹内祐次など。
厩舎では、谷厩舎、藤岡厩舎あたりに同様の傾向がある。
<連勝の発生率が上がるわけではない>
どちらかの競馬場で3レース行われるため、同一の騎手/厩舎が1日2勝以上する「連勝」が発生しやすくなるのでは?という推測ができる。
しかし実際は、2場開催での発生率が特に高いわけではない。
そもそも連勝できるレベルの騎手/厩舎は限られており、そのようなレベルの騎手/厩舎はチャンスが2レースであろうが3レースであろうが、連勝する。
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