今週から3回阪神が開幕し、宝塚記念週まで4週間の開催。
阪神競馬場の傾向を予習しておきましょう。
昨年のWIN5全体のデータは、こちらの記事で扱っています。
このページの内容は、動画にざっくりまとめています。
今年の傾向
現在、統計対象として扱っているのは7項目。
各項目について、傾向に対する結果を以下のように評価しています。
◎・・・顕著な傾向があり、それに合致する。または、複数の傾向に合致する。
○・・・有意な傾向があり、それに合致する。または、複数ある傾向の一部に合致する。
△・・・有意な傾向があり、それに合致しない。
✖・・・顕著な傾向があり、それに合致しない。
今年の阪神競馬場では、2回開催までにWIN5対象レースが20レース施行されました。
その中で、項目別に見た△/✖の出現回数は以下の通り。
斤量 | 展開/脚質 | 枠順 | 人気 | 血統 | 臨戦過程 | 騎手/厩舎 | |
△ | 1回 | 7回 | 3回 | 4回 | 4回 | 4回 | 0回 |
✖ | 0回 | 0回 | 2回 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 |
対象レース数 | 5 | 19 | 12 | 20 | 20 | 19 | 17 |
△/✖ともに0回、つまり最も傾向から外れていないのが、騎手/厩舎。
主場開催、特に関西圏では栗東陣営が強い傾向にあること、
主場開催で勝てる陣営が限られていることから、傾向に沿った結果になりやすいと思われる。
次いで信頼できるのが、斤量。
ハンデ戦/別定戦は5回と少ないが、その内4レースで◎が付いた。
特定の斤量の馬が勝つことは少ないが、
一定以上/以下の斤量が勝てない傾向には沿った結果になりやすい。
最も傾向から外れているのが、枠順。
枠順に傾向があったのは12レースで、その内5レースに△/✖が付いた。
5レース中、1600m以下のレースが4つ、1400m以下が3つ。
距離が短いほど、傾向を裏切りやすい。
次いで、展開/脚質。
こちらは枠順とは反対に、△が付いた過半数を1800m以上のレースが占めた。
距離が長いほど展開の自由度は上がるため、当然の結果とも言える。
また、これら2つは関連しやすい項目でもある。
枠順に△/✖が付いた5レースの内、3レースで展開/脚質が△だった。
3回阪神 WIN5対象コース別リーディング
3回阪神のWIN5対象レースで使用されるコースについて、
直近3年間(2020年/2021年/2022年)と、今年の2回開催までを対象に集計した、
コース別のリーディングトップ。
トラック | 距離 | 最多勝騎手 | 勝利数 | 最多勝調教師 | 勝利数 | 最多勝種牡馬系統 | 勝利数 | 種牡馬備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
芝 | 2000 | 川田将雅 | 3勝 | [栗東]高野友和 | 3勝 | ディープインパクト系 | 8勝 | |
芝 | 2200 | 川田将雅 武豊 ルメール | 2勝 | [栗東]斉藤崇史 | 3勝 | サンデーサイレンス系 ディープインパクト系 | 4勝 | |
ダート | 1200 | 戸崎圭太 | 2勝 | ※ | ― | エーピーインディ系 サンデーサイレンス系 | 3勝 | |
ダート | 1400 | 川田将雅 団野大成 戸崎圭太 藤岡康太 松若風馬 | 2勝 | [栗東]荒川義之 | 2勝 | サンデーサイレンス系 | 6勝 | |
ダート | 1800 | 岩田望来 | 4勝 | [栗東]大橋勇樹 [栗東]野中賢二 [栗東]安田翔伍 | 2勝 | エーピーインディ系 サンデーサイレンス系 | 5勝 |
種牡馬の分類や系統については、こちらで詳しく説明しています。
阪神競馬場 騎手の傾向
今年、阪神競馬場で好調な騎手。
騎手名 | 着度数 | 傾向 |
---|---|---|
幸英明 | 3-0-1-3 | 芝3勝。1200-2000mで勝鞍。 2回開催では2週連続勝利も。 |
川田将雅 | 2-1-0-3 | 芝2勝、重賞1勝。 こちらも2回開催で2週連続勝利。 |
鮫島克駿 | 2-4-0-10 | ダート2勝、重賞1勝。 ダートは[2-2-0-0]で連対率100%。 |
武豊 | 2-0-1-6 | 芝2勝、重賞2勝。 2000mと2200mの重賞を勝利。 |
藤岡康太 | 2-0-1-5 | 芝1勝/ダート1勝。 どちらも1400m以下の短距離で勝利。 |
阪神競馬場 厩舎の傾向
今年、阪神競馬場で好調な厩舎。
調教師名 | 勝利数 | 傾向 |
---|---|---|
野中賢二 | 3 | ダート3勝、重賞1勝。 1400mで1勝、1800mで2勝。 今年唯一、阪神で2勝以上している厩舎。 |
阪神競馬場 勝ち馬人気の傾向
今年の2回開催まで、20レースの勝ち馬人気の分布。
1人気 2人気 3人気 4人気 5人気 6-9人気 ■10人気以下
1-2番人気で70%のレースを勝っており、非常に荒れにくい。
荒れたのは大阪城Sの8番人気と、六甲Sの7番人気。
どちらも、外回りで行われたリステッドだった。
コメント