[WIN5] 血統分類の改定 2025年版

WIN5傾向分析
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勝ち馬の特徴を形成する要素の1つとして、「血統」があります
このブログ独自の血統分類について、定期的に見直しをする回

各レースに対する血統分析の模様は、個別レース分析カテゴリーの記事をご覧ください

このページの内容が聞くだけで分かる動画もあります

前提

このブログでは、「大分類」「系統」という2階層で血統を分類しています
イメージはこんな感じです

  1. 日本分類
    • サンデーサイレンス系
      • サンデーサイレンス
      • ・・・
    • ディープインパクト系
      • ディープインパクト
      • ・・・
  2. 欧州分類
    • キングマンボ系
      • ロードカナロア
      • ・・・
    • ロベルト系
      • モーリス
      • ・・・
    • ・・・
  3. 米国分類
    • ストームキャット系
      • ヘニーヒューズ
      • ・・・
    • エーピーインディ系
      • シニスターミニスター
      • ・・・
    • ・・・
大分類特徴
日本・サンデーサイレンスから派生した種牡馬系統全体
・日本の軽い馬場に合ったスピード能力
・クラシックディスタンスを走れるスタミナ
欧州・欧州競馬に適した産駒が出やすい系統全体
・欧州の重く起伏に富んだ馬場を走るスタミナ
・終盤の加速力/持続力
・特徴が強く引き出される時期が比較的遅く、晩成型の傾向
米国・米国競馬に適した産駒が出やすい系統全体
・テンから速いスピード能力
・ダートで必要とされるパワー
・特徴が強く引き出される時期が比較的早く、早熟型の傾向

大系統:サンデーサイレンス系

サンデーサイレンスの後継種牡馬は多岐に渡るため、以下のような系統の細分化をしている旨を、
以前から説明していました

派生系統代表的な種牡馬表記
サンデーサイレンス直仔サンデーサイレンスサンデー系
主流型・ハーツクライ
・キタサンブラック
サンデー系
短-中距離型・ダイワメジャー
・ジャスタウェイ
S(スプリント)サンデー系
ダート型・キンシャサノキセキ
・ゴールドアリュール
D(ダート)サンデー系

個別レース分析の際、これらすべて「サンデー系」と一括りにしていましたが、
今後は、「表記」列に記載の通り、細分化させた後の系統で表現するようにします

なお、JRAの産駒登録が少なく、地方競馬(小回りダート)で主に活躍している種牡馬については、
「M(マイナー)サンデー系」に分類します


すでにサンデー系とは別系統としている「ディープインパクト系」について

ディープインパクト系のさらなる細分化は、現時点では行いません
引き続き、父系がディープインパクトである種牡馬はすべて「ディープ系」とします

2023年以前は、キズナ産駒のパワー/スタミナ志向が強いため、
「キズナ系」に派生させることを検討していたのですが

ディープインパクトの没後、最近の産駒はその傾向が弱まって、
主流のディープインパクト系の特徴が出やすくなっているため、改定なしです

大系統:ノーザンダンサー系

「リファール系」「ニジンスキー系」を、「ノーザンダンサー系」に統合します
これらの系統固有の特徴が顕れにくいこと、欧州分類に限られることなどが理由です

改定後の大系統ノーザンダンサー系は、以下のような系統分類になります

  • ノーザンダンサー系
    • ダンチヒ系
    • ストームバード系
      • ストームキャット系
    • ヴァイスリージェント系
    • サドラーズウェルズ系
    • ヌレイエフ系
    • リファール系 →廃止、ノーザンダンサー系に統合
    • ニジンスキー系 →廃止、ノーザンダンサー系に統合

<サドラーズウェルズ系の細分化は検討中>

El Pradoを祖とする米国/短距離志向の強い系統が一大勢力となっているため、
「エルプラド系」の独立を検討中
現状は、Sligo BayやPerfect Soulなどと合わせて、米国サドラー系として分類

また、Frankelを祖とする系統も短距離志向が強いため、
中長距離志向が強い主流のサドラー系との分離は要検討

大系統:ミスタープロスペクター系

「ゴーンウェスト系」を、派生系統として独立させます
短距離志向の特徴が顕れやすく、欧州分類/米国分類に跨って、独自の系統を確立しているためです

改定後の大系統ミスプロ系は、以下のような系統分類になります

  • ミスプロ系
    • キングマンボ系
    • フォーティナイナー系
    • ゴーンウェスト系 New!!

2025年の改定は以上です

2024年も、多くの新種牡馬が、WIN5対象レース勝ち馬を出しました

今後も、それぞれの産駒の傾向を見ながら、分類の見直しを行っていきます

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