12/17(日)のWIN5対象レースの統計データを分析し、買える馬/消せる馬を検討します。
中京開催が最終週。
西日本は雨の影響が残る中での土曜開催。
先週と打って変わって、明日はぐっと気温が下がり、どこまで回復できるか。
▼想定馬場状態
競馬場 | 芝 | ダート |
---|---|---|
中山 | 良 | 良 |
中京 | 良~稍重 | 良~稍重 |
阪神 | 良~稍重 | 良~稍重 |
各競馬場の傾向予習記事も公開しているので、合わせてご覧ください。
このページの内容をまとめた動画もあります。
中山10R 北総S ダート/1800
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は12~16頭
13頭以上が8回で、多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
---|---|
枠順 | 中枠有利で、4-5枠が5連勝中、その内4枠が4勝 2017年以前は1枠/8枠が2勝ずつしており、明確に傾向が変わっている WIN5全体のコース傾向でも、2021年以降は1枠/8枠の勝率が下がっており、 極端な内外は不利な傾向 |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 上がりタイム3番手以内が9勝しているが、 その内6頭が1コーナー5番手以内に先行している |
血統 | 欧州系産駒が5勝、米国系産駒が4勝 欧州系と米国系に共通で、9頭がノーザンダンサー系かミスプロ系 このレースは父/母父日本系は2020年以降勝てていないが、 WIN5全体では2022年以降、日本系が盛り返している 3勝クラス/OP特別の上級条件では、直近10レースで日本系産駒が6勝している |
臨戦過程 | 前走も1800mを走った馬が7勝で有利 距離延長も短縮も、すべて前走は東京 |
人気 | 2番人気以上が9勝しており、非常に荒れにくい |

③モズマゾク/石川裕紀人/杉山佳明 統計イチオシ
<買い条件>
◯上がりタイム上位
◯前走が1800m
◯1レース目、または中山/ダート/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖日本系産駒でない、かつノーザンダンサー系でもミスプロ系でもない産駒
✖前走が1800mでない、かつ東京でもない
✖中山/ダート/中距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
血統の統計データ分析については、こちらの記事で詳しく説明しています。
阪神10R 六甲アイランドS 芝/1400
<過去10年間のレース統計>
2017~2020年が非開催で、今年からハンデ戦に変更
冬開催の3勝クラス/芝1400mは安定的に施行されているレースが少ないため、
六甲アイランドSの直近6回に、11月/12月の3勝クラス直近4回を加えた、計10レースを対象に分析
追加の参考レースは、ファイナルS3回と、道頓堀S1回
出走頭数は10~18頭
15頭以上が7回で、多頭数になりやすい条件
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 参考レース中、ハンデ戦は2回 設定斤量50-57kg、勝ち馬斤量55/57kg 57kgは出走2頭で1勝 53kg以下は[0-0-1-9]で連対率0%で、軽ハンデ不利の傾向 |
枠順 | 内枠有利で、1-4枠が7勝 8枠は複勝率0%、7枠の複勝率も10%を切る |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすく、差し有利 3コーナー5番手以内が7勝しているが、逃げ切りは無く、好位追走が強い傾向 |
血統 | 近年は欧州系有利で、2021年の再開後は、欧州系産駒が2連勝 WIN5全体のコース傾向でも、2021年以降は欧州系産駒が有利 特にキングマンボ系産駒が、直近10レースで6勝している |
臨戦過程 | 前走で1400m以上を走った馬が9勝しており、距離延長は不利 8頭が前走で阪神/京都を走っている 六甲アイランドSとしては、2勝クラスからの連勝が4回で過半数 |
人気 | 5番人気以下が5勝しており、荒れやすい |

⑭ダノンティンパニー/川田将雅/中内田充正 統計イチオシ
<買い条件>
◯1-4枠
◯上がりタイム上位
◎欧州系産駒
◯日本系×欧州系の産駒
◎前走が2勝クラスかつ、阪神/京都の1400-1600m
◯前走が阪神/京都の1400-1600m、または2勝クラスを勝利
◯2レース目、または阪神/芝/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量53kg以下
✖8枠
✖3勝クラスを勝つ確率が低い8歳以上
✖阪神/芝/短距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
中京11R コールドムーンS ダート/1400
<過去10年間のレース統計>
2022年創設
冬の中京では例年オープンクラスの施行が無かったため、
京都の代替開催で1月に施行されていたすばるSと、3勝クラスの門松Sを含めた、
計7レースを対象に分析
出走頭数はすべて15頭以上、フルゲート9回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 昨年のコールドムーンSと、すばるSが別定戦 設定斤量53-59kg、勝ち馬斤量56-57kg 昨年のコールドムーンSは1-3着を57kgが占めている 55kg以下は[0-1-0-9]、58kg以上は[0-1-1-8] いずれも、すばるSで連対あり |
枠順 | 中枠有利で、3-6枠が5勝 コールドムーンSとすばるSは、 4レースすべて6-7枠が連対しており、やや外枠有利 しかし、8枠は複勝率0% |
展開/脚質 | ハイペースを先行馬がそのまま押し切りやすく、 3コーナー4番手以内が5勝、逃げ切りが3回ある 最も後方に位置した馬で8番手までで、後方からは届きにくい |
血統 | 米国系が有利で、米国系×米国系が4勝している WIN5全体のコース傾向も同様で、 特にミスプロ系とエーピーインディ系が有利な傾向 |
臨戦過程 | すべての勝ち馬が前走で1400m以上を走っている コールドムーンSとすばるSでは、 前走でオープン特別を走り、3着以内だった馬が3勝 唯一着外から臨戦している勝ち馬は、前走がG1 |
人気 | 2番人気が6勝で荒れにくい 1番人気は0勝だが、3着以内は5回あり、堅い傾向 |

⑬ジレトール/ドイル/松永幹夫 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量56-57kg
◯6-7枠
◎逃げ脚質
◯先行力上位
◎米国系×米国系の産駒
◯米国ミスプロ系/エーピーインディ系の産駒
◯前走がダート1400m以上のオープン特別/リステッドかつ、3着以内
◯3レース目、または中京/ダート/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量60kg以上
✖8枠
✖父/母父が米国系でない、かつキングマンボ系でもない産駒
✖WIN5対象レースを勝つ確率が低い9歳以上
✖前走が1400m未満
✖中京/ダート/短距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
中山11R ディセンバーS 芝/1800
<過去10年間のレース統計>
2015-2016年のみ2000mで施行されているため、
2011年まで遡った、1800m戦の10レースを対象に分析
出走頭数は11~16頭
15頭以上が7回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量52-59kg、勝ち馬斤量54-57kg 54-56kgが9勝で有利 53kg以下は数が少ないが[0-0-0-4] 58kg以上は[0-1-0-11]で、2014年以降、複勝率0% レース毎に見て最重量は0勝で、最軽量は55kgの場合に1勝 |
枠順 | 近年は内枠有利で、1枠が2連勝中、3年連続連対中 WIN5全体でも同様のコース傾向で、 2022年以降の12レース中、1-4枠が9勝している |
展開/脚質 | 後傾ラップになりやすく、逃げ有利 1コーナー2番手以内が、直近6年間で5勝している |
血統 | 日本系が有利で、日本系産駒6勝、母父も含めると9勝 掛け合わせ相手は、欧州系と米国系で拮抗 WIN5全体のコース傾向では、 欧州血統はキングマンボ系とロベルト系が有利 米国血統は、ノーザンダンサー系が有利 |
臨戦過程 | 前走で1800m以上の重賞を走った馬が7勝で有利 前走を勝っていた馬はおらず、着外だった馬が8勝で有利 特に二桁着順だった馬が6勝している |
人気 | 3番人気以上が8勝しており、荒れにくい しかし二桁人気が4回連対しており、大荒れの要素を孕む この4頭はすべて差し/追い込み馬で、 逃げ有利の展開の中、後方から人気薄が突っ込みやすい |

③エリカヴィータ/北村宏司/国枝栄 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量56-57kg
◎1枠
◯2-4枠
◯逃げ脚質
◎日本系×欧州キングマンボ系/ロベルト系
◎日本系×米国ノーザンダンサー系
◯日本系産駒
◎前走が1800m以上の重賞かつ、10着以下
◯前走が1800m以上の重賞かつ、4着以下
◯4レース目、または中山/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量55kg/59kg
✖前走が1600m未満、またはダート
✖中山/芝/中距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
阪神11R 朝日杯FS 芝/1600
<過去10年間のレース統計>
阪神で施行されているのは2014年から
出走頭数はすべて15頭以上で、多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 近年は内枠有利で、直近6年は、1-4枠が5勝 この間、7-8枠は連対率0% しかし内枠でも2枠は、過去9回通じて連対率0% |
展開/脚質 | 枠順同様、2017年以降は傾向が変わっており、近年は先行有利 直近6年は、3コーナー3番手以内が5勝 最も後方に位置した馬で8番手までで、 後方から速い上がりを使っても届きにくい傾向になっている |
血統 | 2010年代は日本系産駒が有利だったが、2020年代に入って欧州系産駒が優勢 阪神JFと合わせて見ても同様の傾向で、 2020年以降の7レースでは、すべての勝ち馬が父/母父欧州系 WIN5全体のコース傾向でも、特にオープンクラスでは、 キングマンボ系とロベルト系が有利に変わってきている |
臨戦過程 | すべての勝ち馬が前走から連勝 中山開催時代から通算すると、前走も1着だった馬が15連勝中 最多はサウジアラビアRCからの3勝だが、前走重賞組は4勝止まり 1勝クラスのベゴニア賞から2勝、新馬/未勝利からも2勝と、 オープン初挑戦馬も活躍している 前走で1600m以上を走った馬が9勝で有利で、特に東京1600-1800mから6勝 |
人気 | 3番人気以上が7勝しているが、残る2回は6番人気/7番人気 3着以内に二桁人気が入った年も4回あり、大荒れ要素も孕む |

⑦オーサムストローク/坂井瑠星/伊藤圭三 統計イチオシ
<買い条件>
◯1枠/3-4枠
◯先行力上位
◯父/母父キングマンボ系/ロベルト系の産駒
◯前走が東京1600-1800m
◯5レース目、または阪神/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖2枠/7-8枠
✖米国系×米国系の産駒
✖前走2着以下
✖阪神/芝/中距離G1で勝利の確率が低い騎手/厩舎
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