先月までの傾向分析はこちら。
このブログを始めたのが今年の4月なのですが、早いものでもう1年目シーズンが終わりました。
2022年を振り返っていきます。
ラジオ感覚で聞ける動画版もお好みでどうぞ。
騎手の傾向
まず、近年との成績比較です。
高値/安値安定の騎手を除き、勝てるようになった騎手/勝てなくなった騎手を確認しましょう。
2021年、10勝以上の高い水準に居たルメール、横山武史、M.デムーロと言った騎手が勝利数を大きく減らし、その分、右肩上がりに伸びてきている若手が多数いる、という構図です。
<2022年 様々な記録>
・「連勝」は、1日2勝以上することを指します。
例えば2場開催で9Rと11Rを勝った場合も「連勝」としています。
・「重賞」は、WIN5対象となった重賞のみを指します。
土曜開催の重賞を勝利してもカウントしていません。
項目 | 騎手 | 記録 |
---|---|---|
WIN5リーディング | 戸崎圭太 | 18勝 |
最多連勝回数 | 池添謙一 戸崎圭太 松山弘平 | 2回 |
最多連続週勝利 | 戸崎圭太 | 5週連続 |
最多月間勝利 | 戸崎圭太 | 5勝(10月) |
重賞リーディング | 川田将雅 松山弘平 | 7勝 |
第1レースリーディング | 鮫島克駿 戸崎圭太 | 5勝 |
第2レースリーディング | 戸崎圭太 | 7勝(2年連続) |
第3レースリーディング | 浜中俊 | 5勝 |
第4レースリーディング | 池添謙一 | 4勝 |
第5レースリーディング | 松山弘平 | 5勝 |
札幌リーディング | 池添謙一 ルメール | 2勝 |
函館リーディング | 浜中俊 | 2勝 |
福島リーディング | 田辺裕信 | 2勝 |
新潟リーディング | 戸崎圭太 | 3勝 |
中山リーディング | 戸崎圭太 | 4勝 |
東京リーディング | 戸崎圭太 | 10勝 |
中京リーディング | 松山弘平 | 5勝(2年連続) |
阪神リーディング | 川田将雅 | 6勝 |
小倉リーディング | 川田将雅 浜中俊 福永祐一 松山弘平 幸英明 | 2勝 (福永以外は2年連続) |
芝リーディング | 松山弘平 | 12勝 |
ダートリーディング | 戸崎圭太 | 8勝 |
WIN5対象レースを勝った見習騎手 | 泉谷楓真 今村聖奈 角田大河 | 2勝 1勝 1勝 |
厩舎の傾向
こちらもまず、近年との成績比較です。
高値/安値安定の厩舎を除き、勝てるようになった厩舎/勝てなくなった厩舎を確認しましょう。
大きく勝鞍を減らした厩舎は少なく、右肩下がりは西村厩舎ぐらい。
反対に、過去2年は0勝で、今年突然3勝以上と覚醒した厩舎が多くありました。
<2022年 様々な記録>
項目 | 調教師 | 記録 |
---|---|---|
WIN5リーディング | 池江泰寿 友道康夫 | 9勝 |
最多連勝回数 | 池江泰寿 斉藤崇史 堀宣行 安田隆行 | 1回 (安田隆行は3年連続) |
最多連続週勝利 | 黒岩陽一 矢作芳人 | 3週連続 |
最多月間勝利 | 池江泰寿 | 3勝(4月) |
重賞リーディング | 杉山晴紀 友道康夫 安田隆行 | 4勝 |
第1レースリーディング | 中内田充正 | 4勝(2年連続) |
第2レースリーディング | 池江泰寿 池添学 田中博康 | 3勝 (池添学は2年連続) |
第3レースリーディング | 藤原英昭 | 4勝 |
第4レースリーディング | 黒岩陽一 友道康夫 牧浦充徳 安田隆行 | 3勝 |
第5レースリーディング | 木村哲也 高野友和 堀宣行 | 3勝 |
札幌リーディング | 斎藤誠 | 2勝(2年連続) |
函館リーディング | ― | 2勝以上した厩舎なし |
福島リーディング | 斉藤崇史 | 2勝 |
新潟リーディング | 友道康夫 松永幹夫 矢作芳人 | 2勝 |
中山リーディング | 池江泰寿 宮田敬介 矢作芳人 | 3勝 |
東京リーディング | 黒岩陽一 堀宣行 | 5勝 |
中京リーディング | 池江泰寿 大久保龍志 | 3勝 |
阪神リーディング | 中内田充正 | 5勝 |
小倉リーディング | 杉山晴紀 | 2勝 |
芝リーディング | 友道康夫 | 8勝 |
ダートリーディング | 田中博康 | 4勝 |
勝ち馬人気の傾向
<WIN5全体の人気分布>
対象5レースの勝ち馬の人気数の合計と、その発生割合の推移。
5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-
2020年(56回)
2021年(55回)
2022年(57回)
今年の特徴としてまず目に付くのは、 5-9の割合の多さ。
5-9と言うと、5レースすべてが凡そ3番人気以内で決着する、超堅い週です。
2020年は2回だけ、2021年は0回だったものが、2022年は8回も発生しました。
過去2年は割合が30%を超えるレンジ、つまり3回に1回程度発生する高確率レンジがありました。
2020年: 10-14 15-19
2021年: 15-19
2022年は特に割合の大きなレンジが無く、どこが高確率レンジか分かりにくい状況でした。
このブログでは、上位人気を中心に 5-9を拾えるようにしつつ、 15-19までに納める買い方を推奨していました。
5-19のレンジと考えれば、約61%が該当することになります。
<レース別の人気分布>
JRAの全レース平均では、1番人気の勝率は約30%です。
しかしWIN5対象レースの1番人気は、この数字と大きく乖離があります。
30%を超えるのはWIN1/2のみで、特にWIN5では10%程度しか勝てませんでした。
WIN1では50%近く勝つため、WIN1に限れば、1番人気を買い目に入れるのは期待値の高い勝負と言えそうです。
コメント