11/12(日)のWIN5対象レースの統計データを分析し、買える馬/消せる馬を検討します。
東京/福島は天気が不安定ですが、道悪までにはならない想定。
▼想定馬場状態
競馬場 | 芝 | ダート |
---|---|---|
福島 | 良~稍重 | 良~稍重 |
東京 | 良~稍重 | 良~稍重 |
京都 | 良 | 良 |
各競馬場の傾向予習記事も公開しているので、合わせてご覧ください。
※福島秋開催は対象が少ないため、当週の個別レース分析のみです
このページの内容をまとめた動画もあります。
東京10R ユートピアS 芝/1800
<過去10年間のレース統計>
1800mになったのは2020年から
同じく2020年から条件変更されている同開催/同コースのレース、ノベンバーSを含めた、
計7レースを対象に分析
出走頭数は8~18頭
どちらのレースも2021年に10頭を下回っており、バラつきが大きい
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 4枠が4勝しており、頭数に依らず強い傾向 すべての枠が連対しており、大きな不利傾向は特に無い |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 勝ち馬すべて上がりタイム3番手以内、特に2番手以内が6勝 レースの上がりが速いため最後方からは届きにくく、 2コーナー6番手以内が6勝している |
血統 | すべての勝ち馬が、日本系×欧州系の血統構成 特にサンデーサイレンス系産駒が5勝、中でもハーツクライ産駒が3勝している 欧州系の中では大きな偏りなし WIN5全体のコース傾向でも、米国系は不利 2020年以降の24レースで、母父米国系が重賞で3勝しているのみ |
臨戦過程 | 2勝クラスからの連勝が3回あるのが特徴的だが、前走のレースは特に偏りなし |
人気 | ユートピアS/ノベンバーSともに、2020年は二桁人気で大荒れ その後の3年間はすべて3番人気以上が勝ち、落ち着いている |
⑤ルージュリナージュ/横山和生/宗像義忠 統計イチオシ
<買い条件>
◯4枠
◯上がりタイム上位
◎サンデーサイレンス系×欧州系の産駒
◯ディープインパクト系×欧州系/欧州系×日本系の産駒
◯1レース目、または東京/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖父/母父が米国系の産駒
✖東京/芝/中距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
血統の統計データ分析については、こちらの記事で詳しく説明しています。
京都10R 室町S ダート/1200
<過去10年間のレース統計>
2021年から施行時期が11月に変わり、2年間は阪神で代替開催
出走頭数は14~16頭、フルゲート9回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量51-59kg、勝ち馬斤量51-58kg 55-57kgが7勝で、中ハンデ有利 57.5kg以上は[1-0-0-10]、昨年の連対が10年ぶりで、苦戦傾向 軽ハンデも、53kg以下[1-0-3-28]で、1番人気の51kgが1勝した以外は連対できていない |
枠順 | 京都開催では中枠有利で、4-5枠が5勝 残る3回は1-3枠で、外枠が不利 6枠/7枠は2着が1回ずつあるが、8枠は複勝率0% |
展開/脚質 | 京都開催では馬場状態で傾向が異なる 良馬場の4回では差し有利で、すべて3コーナー6番手以降が勝利 反対に稍重以下の4回では先行有利で、3番手以内が3勝、逃げ切りも1回ある |
血統 | 京都/阪神で傾向は共通しており、米国系が圧倒的に有利 米国系産駒5勝、母父も含めると9勝 米国系×米国系も4勝している また欧州血統も含めて、ミスプロ系が8勝で特に有利 |
臨戦過程 | オープンクラスに昇格してからの15年間で、NST賞から7勝 約半数の勝ち馬を出している それも含め、前走もオープン特別/リステッドだった馬が12勝で有利 前走も1200mを走った勝ち馬はすべてNST賞で、 NST賞以外であれば、距離短縮が有利 |
人気 | 1-3番人気が8勝しており荒れにくいが、 残る2回は9番人気/12番人気と、上位人気でなければ大荒れする |
⑤ミスズグランドオー/幸英明/伊藤圭三 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量55-57kg
◯4-5枠
◯差し脚質
◎父/母父ミスプロ系の産駒
◯父/母父米国系の産駒
◎前走がNST賞
◯前走がオープンクラスかつ、1400m以上
◯2レース目、または京都/ダート/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量53kg以下/58kg以上
✖8枠
✖父/母父がいずれも米国系でない、かつミスプロ系でない産駒
✖前走が芝
✖京都/ダート/短距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
福島11R 福島記念 芝/2000
<過去10年間のレース統計>
出走頭数はすべて15頭以上、フルゲート9回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量50-58.5kg、勝ち馬斤量54-57.5kg 54-56kgが8勝していて、中ハンデ有利 53kg以下は[0-1-1-29]で不利 57.5kg以上は少ない頭数ながら[1-3-2-5]で、重ハンデの方が有利傾向 |
枠順 | 顕著な内枠有利で、1-2枠が7勝 8枠は複勝率0% |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすいが、それでも直近2年は逃げた馬が押し切っている 速い上がりは求められず、差し馬も上がりタイム3番手以内は3勝だけで、 1コーナー10番手以降の連対は1頭だけ |
血統 | 欧州系が有利 欧州系産駒5勝、母父も含めると8勝 特に母父サドラーズウェルズ系は、直近4年で3勝している 2017~2020年にかけて、ステイゴールド系産駒が4連勝していたが、 その間も母父は欧州系が3勝 |
臨戦過程 | 前走も重賞を走った馬が7勝で、すべて5着以下に負けている それ以外は、オクトーバーSが勝ち馬を2頭出している |
人気 | 5番人気以下が4勝しており、荒れやすい 5番人気以下の勝ち馬はすべて、1コーナー2番手以内に先行している |
④テーオーシリウス/藤岡佑介/奥村豊 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量55-56kg
◯1-2枠
◎逃げ脚質
◯先行力上位
◎父/母父サドラーズウェルズ系の産駒
◯欧州系産駒
◯前走が重賞かつ、5着以下
◯3レース目、または福島/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖8枠
✖前走が重賞かつ、4着以上
✖福島/芝/中距離G3で勝利の確率が低い騎手/厩舎
東京11R オーロC 芝/1400
<過去10年間のレース統計>
出走頭数はすべて16頭以上、フルゲート6回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量48-57.5kg、勝ち馬斤量51-57kg 53-54kgが7勝で有利 53-56kgが大多数となる中では、やや軽ハンデ有利と言え、52kg以下も[2-1-1-16] 57kg以上は10頭出走して、2015年以降、連対が無い |
枠順 | 特に偏りなし 6枠の連対率がやや高いぐらい すべての枠が連対しており、大きな不利傾向は無い |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすく、差し/追い込み有利 3コーナー8番手以降が7勝、最後方からの追い込みも決まっている ただ、それ以外の3回はすべて逃げ切り勝ち テンがやや落ち着くと、逃げ馬が押し切るパターンも起きやすい |
血統 | 近年は欧州系有利 直近4年で、欧州系×欧州系が3勝している WIN5全体でも同様のコース傾向 3勝クラス以上の上級条件では、直近10レースで欧州系産駒が7勝 特に、ロベルト系とキングマンボ系が3勝ずつで強い傾向 母父も欧州系でない産駒は2勝に留まっている |
臨戦過程 | 前走で東京か新潟の1400mを走った馬が4連勝中 前走で二桁着順の馬が4勝しており、 展開がハマらなければ凡走する差し/追い込み馬が巻き返しやすい 昨年は3勝クラスから連勝しているが、これは15年ぶりだった |
人気 | 5番人気以下が7勝、10番人気以下も3勝しており、非常に荒れやすい |
⑤サマートゥリスト/モレイラ/藤原英昭 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量53-54kg
◯差し/追い込み脚質
◯逃げ脚質
◎欧州系×欧州系の産駒
◯欧州系産駒
◯前走が東京/新潟の1400mかつ、4着以下
<消し条件>
✖斤量57kg以上
✖前走が1600m超
✖東京/芝/短距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
京都11R エリザベス女王杯 芝/2200
<過去10年間のレース統計>
直近3年は阪神で代替開催
出走頭数はすべて15頭以上、フルゲート7回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 阪神開催は8枠3連勝だったが、京都開催では内枠有利 1-3枠が5勝している |
展開/脚質 | 京都開催では差し有利で、すべての勝ち馬が1コーナー5~9番手 上がりタイム4番手以降も3勝しており、最後方からは届きにくい |
血統 | 日本系が圧倒的に有利 阪神開催も合わせて、日本系産駒8勝、母父も含めると9勝 サンデーサイレンス系とディープインパクト系は拮抗している 掛け合わせは、日本系×欧州系が最多の6勝 直近2年はロベルト系との掛け合わせが2連勝中だが、 京都開催ではダンチヒ系、キングマンボ系が多い |
臨戦過程 | 府中牝馬Sから4勝、オールカマーから3勝、秋華賞から2勝 2000年代になって、この3レース以外からの勝ち馬は5頭しか出ていない ※海外調教馬を除く 前走で3着以内だった馬が8勝で、連続して好走しやすい |
人気 | 1-2番人気の連対が3回しかなく、荒れやすい 最も勝っているのは3番人気で、直近7年連続で5番人気以下が連対している |
②ルージュエヴァイユ/松山弘平/黒岩陽一 統計イチオシ
<買い条件>
◯1-3枠
◯上がりタイム上位かつ、位置取り最後方の確率が低い
◎日本系×欧州系の産駒
◯日本系産駒
◯前走が府中牝馬S/オールカマー/秋華賞かつ、3着以内
◯5レース目で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖米国系産駒
✖前走が府中牝馬S/オールカマー/秋華賞でない
✖京都/芝/長距離G1で勝利の確率が低い騎手/厩舎
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