2022年7月までの傾向分析

title WIN5傾向分析
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先月までの傾向分析はこちら。

7月のWIN5対象レースの結果から、今年の傾向を掴み、今後に向けた示唆を得ようという活動です。

ラジオ感覚で聞けるこちらの動画もどうぞ。

WIN5騎手リーディング

7月に勝利した騎手について、傾向を確認。

 注意事項

・説明で登場する「重賞勝利」は、WIN5対象となった重賞のみを指します。
 土曜開催の重賞を勝利してもカウントしていません。

・説明で登場する「WIN1」等は、「WIN5対象第1レース」を指します。

・説明で登場する「連勝」は、1日2勝以上することを指します。
 例えば2場開催で9Rと11Rを勝った場合も「連勝」としています。

順位騎手上半期
勝利数
7月傾向
1位川田将雅736月は未勝利だったが、得意の小倉が始まった7月は3勝。
小倉ダート1700mで2勝、新潟芝1800mで1勝。
新潟も得意のため、8月も引き続き勝鞍量産が期待できる。
2位福永祐一81小倉芝2000mを勝利。
新潟/小倉ともに芝中長距離での期待値が高く、8月も引き続き期待できる。
4位T浜中俊616月の函館SSに続き、函館記念でも重賞勝利。
3月以降の勝鞍は全て重賞。
4位T田辺裕信52久々に福島およびダートで勝利。
今年はローカルでも狙える。
4位T池添謙一527/31に今年2度目の連勝。
7勝はすべて芝で、1番人気での勝利なし。
6位T戸崎圭太415勝はすべて、WIN2、1600m以下、3番人気以内。
7位T幸英明31例年、中京より西でしかほぼ勝たない騎手。
7月も小倉で勝ち、ここまで阪神3勝、小倉1勝。
7位T武豊31すでに昨年の勝利数を超えており、今年は買える年と言えそう。
8位T丸田恭介212020/2021年と未勝利だったが、今年はすでに3勝。
3勝はすべて芝。
8位T松若風馬215月から毎月1勝。
直近3年間の勝鞍はすべて4番人気以内。
8位T岩田望来211月以来、久々に勝利。
相変わらず重賞は勝てない。
9位T北村友一11復帰後、毎月1勝。
例年の傾向通りであれば、基本的に関西の芝が狙い目。
9位T西村淳也11直近3年間、短距離は1番人気、中長距離は人気薄とくっきり分かれる。
10位T水口優也01WIN5で勝てない騎手だが、お手馬のブラッティーキッドが勝てる馬に育ったため、その場合のみ買えるようになった。
10位T田中勝春01毎年1勝ぐらいの騎手。今年はもう無いか。
10位T泉谷楓真01毎年1勝ぐらいの騎手。今年はもう無いか。
10位T江田照男01毎年1勝ぐらいの騎手。今年はもう無いか。
10位T杉原誠人01毎年1勝ぐらいの騎手。今年はもう無いか。
7月勝鞍なしのため割愛した上位騎手の傾向については、上半期振り返りで詳しく分析しています。

WIN5調教師リーディング

7月に勝利した厩舎について、傾向を確認。

順位調教師上半期
勝利数
7月傾向
2位T友道康夫325勝すべて異なる競馬場だが、条件はすべて芝1800m以上。
3位T斉藤崇史31あまりローカルで活躍する厩舎ではなかったが、福島で2勝目。
基本的には芝だけの厩舎。
3位T藤原英昭31岩田望来で2勝目。
すでに昨年の勝利数に並んだ。
4位T深山雅史21開業4年目、昨年までWIN5には絡めなかったが、今年一気に躍進。
3勝はすべて芝。
4位T武藤善則21毎年1勝ぐらいの厩舎だったが、今年はすでに3勝と好調。
4位T国枝栄21例年通り芝長距離重賞に強く、今年も3勝すべて芝2000m、その内2つが重賞。
4位T杉山晴紀21例年通り芝中長距離に強く、今年は小倉芝1800mの重賞を2勝。
直近3年間、東京より西の競馬場でしか勝鞍なし。
5位T大竹正博11例年2~3勝程度で、秋以降勝てないため、8月の芝中距離でもう1勝あるか無いか、ぐらいだと思われる。
5位T森秀行11基本的に短距離寄りだが、たまに芝長距離で人気薄が突っ込む。
川田将雅が乗ったら勝負気配。
例年2~3勝程度のため、秋以降にもう1勝あるか無いかぐらい。
5位T高柳大輔11ダートに勝鞍の偏りがあり、7月も小倉ダートで勝利。
基本的には阪神、中京、小倉が狙い目。
5位T小崎憲11ダートで年間1勝程度の厩舎が、今年すでに2勝。
ニューモニュメントはWIN5で弱い小崎綾也でもオープン特別を勝てたため、それ以外は無視で良さそう。
5位T佐々木晶三11芝寄りだったが、ウェスタールンド以来のダートで勝てる馬が出ている近年。
今年はここまでダートで2勝。
5位T和田正一郎11昨年テルツェットのみで2勝、今年もテルツェットで1勝。
5位T五十嵐忠男11マーメイドSで久々に平地重賞を勝ったかと思えば、7月にCBC賞も制覇。
現役で平地に残っている馬で近年、特別競走を勝ったのもこの2頭のみ。
5位T石毛善彦11毎年1桁勝利でWIN5にほぼ絡まない厩舎が、今年はすでに2勝。
今年はもう無いか。
6位T宮本博01毎年1勝ぐらいの厩舎。今年はもう無いか。
6位T小林真也01開業2年目でWIN5勝利。
現3歳世代以下は社台系生産馬が減り、右肩上がりに行くかは疑問。
6位T鈴木慎太郎01開業2年目でWIN5勝利。
個人馬主からの預託が多く、今後は未知数。
6位T清水久詞01昨年1勝に留まり、今年も7月にようやく1勝目。
全体の勝鞍が減っているわけではないため、芝を中心にもう少し伸びてきそう。
6位T中尾秀正01久々のWIN5勝利となったが、他で勝鞍は出ているため、もう少しあってもおかしくない。
7月勝鞍なしのため割愛した上位厩舎の傾向については、上半期振り返りで詳しく分析しています。

競馬場毎の傾向

<小倉競馬場>
今年も関西馬の勝率100%は継続中。
芝はとにかく時計が速く、なかなか差しの利く馬場にならなかった。
7月開催の対象7レース、勝ち馬の人気平均は3.86。
1番人気は1勝のみ、4~6番人気が5勝と、中穴決着が多かった。

<福島競馬場>
6:4で栗東優勢。重賞も2レースともに関西馬が勝利。
1番人気は1勝のみだが、対象8レースの内7レースで3番人気以内が勝利し、堅めだった。

<函館競馬場>
東西は五分、重賞も1勝ずつ分け合った。
こちらも1番人気は1勝のみ。
対象7レース、勝ち馬の人気平均は4.86で、7番人気以下の勝利が3回と、荒れやすかった。

堅/荒の傾向

対象5レースの勝ち馬の人気数の合計と、その発生割合。

 5-9  10-14  15-19  20-24  25-29  30-

7月の5回はいずれも10-24のレンジに入ったため、堅すぎ/荒れすぎな決着は無く、比率はほとんど変わっていない。

今年はここまで1番人気の勝率が24%程度で、JRA全体の約30%という数字に比べると、WIN5対象レースでは1番人気の成績が悪い。
しかし、今年は5-9ポイントのレンジが2回発生していたり、25ポイント以上の発生回数が少なかったりと、荒れやすいわけではない。

今後も、10-19ポイントのレンジが約60%を占めるように推移していくものと思われる。

重賞の傾向

今年は平地G1で1番人気が勝っていないことは、よく取り沙汰されている。
G2/G3でも1番人気は苦戦しており、WIN5対象レースに限ると、G2の1番人気勝率は17%、G3は11%となり、JRA全体の約30%という数字に比べると、大きく劣る。

グレード1番人気
勝率
勝ち馬
平均人気
G10%4.1
G217%4.2
G311%4.2
G2は京都記念のアフリカンゴールド12番人気が大きく引き上げているため、それを除くと平均人気は約3.5となる

平均人気は似通った数字だが、ボリュームゾーンはグレード毎に傾向が異なる。

G1では、2-4番人気の勝利が7割を占める。
1番人気は勝てないが、人気サイドはちゃんと来ている。

G2では、1-3番人気が6割を占めるが、5-7番人気も3割あり、満遍なく来ている。

G3では、最多は2番人気の7勝だが、次に続くのが4番人気と7番人気の5勝。
単勝10倍超の中穴の勝利が多い。

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