12/3(日)のWIN5対象レースの統計データを分析し、買える馬/消せる馬を検討します。
今週から一気に、中山/中京/阪神が開幕。
▼想定馬場状態
競馬場 | 芝 | ダート |
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中山 | 良 | 良 |
中京 | 良 | 良 |
阪神 | 良 | 良 |
各競馬場の傾向予習記事も公開しているので、合わせてご覧ください。
このページの内容をまとめた動画もあります。
中京10R 鳴海特別 ダート/1400
<過去10年間のレース統計>
施行コースが頻繁に変わっており、ダート1400mは過去10年で5回
近年の施行が2019~2021年の3回と少ないため、今年施行された2勝クラス5レースを含めた、
計8レースを対象に分析
出走頭数はすべて14頭以上で、多頭数になりやすい条件
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 1枠から8枠まで勝ち馬が出ており、1着には大きな偏りが無い しかし2着を含めて連対16頭を見ると、1-4枠が11頭で、内枠有利の傾向 |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすいが、それでも逃げた馬が押し切りやすい このレースの直近2回を含め、3コーナー1-2番手の2頭が連対したレースが3回 4番手以内が5勝している 残る3回はすべて9番手以降にいた馬が勝っており、 逃げないなら中団以降を追走した方が有利 |
血統 | 米国系が圧倒的に有利 掛け合わせも米国系×米国系が3勝だが、米国系×日本系も3勝で並ぶ 父/母父いずれも米国系でない産駒は1勝だけで、これはキングマンボ系産駒 WIN5全体でも同様のコース傾向で、 米国血統でない勝ち馬の直近10頭はすべて、欧州系×日本系 さらに、大半をキングマンボ系×サンデーサイレンス系が占める |
臨戦過程 | 鳴海特別の過去3回はすべて、前走で東京を走った馬が勝利 走った距離はすべて異なる 3着以内の9頭を見ると、東京1300-1400mから臨戦した馬が6頭で過半数 |
人気 | 1-2番人気が6勝、2着回数も6回で、非常に荒れにくい |

①スマートセプター/吉田隼人/須貝尚介 統計イチオシ
<買い条件>
◯1-4枠
◯逃げ脚質
◯追い込み脚質
◯米国系産駒
◯前走が東京
◯中京/ダート/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖日本系×欧州系の産駒
✖欧州系×欧州系の産駒
✖中京/ダート/短距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
血統の統計データ分析については、こちらの記事で詳しく説明しています。
中山10R 市川S ダート/1800
<過去10年間のレース統計>
ダート1800mでの施行は過去3回
同開催の北総Sの直近7回を加えた、計10レースを対象に分析
出走頭数は12~16頭
14頭以上が7回で、多頭数になりやすい条件
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 参考10レース中、ハンデ戦は7回 設定斤量50-57kg、勝ち馬斤量55-57kg 55kgが5勝で有利 市川Sに限っても過去2回のハンデ戦は、55kgが2連勝中 52kg以下は[0-0-1-9]で連対率0% |
枠順 | 中枠有利で、4-6枠が8勝 WIN5全体でも、極端な内外が不利なコース傾向 年平均8レース程度施行されるが、1枠/8枠は年間1勝あるか無いかぐらいの勝率 |
展開/脚質 | 上がりのかかる展開になりやすく、差し有利 1コーナー5番手以降が7勝、上がりタイム3番手以内が8勝 |
血統 | 欧州系と米国系が有利 欧州系産駒が5勝で、その内4勝がキングマンボ系 米国系産駒は4勝で、特に米国系×米国系が3勝 欧州系と米国系合わせて、7頭がミスプロ派生系で、ミスプロ有利の傾向 |
臨戦過程 | 市川Sは前走で9着以下だった馬が3連勝しており、大荒れの要因にもなっている すべて距離延長だった 北総Sは真逆の傾向で、勝ち馬すべて前走で入着しており、 1800m以上からの臨戦が5勝で優勢 |
人気 | 市川Sはすべて6番人気以下が勝利 北総Sは2番人気以上が8連勝中で、臨戦過程同様に真逆の傾向 WIN5全体のコース傾向を見ると、北総Sが異常に堅いと言える WIN5では2022年9月以降、1番人気が勝っていないコースで、 特に条件戦の5レースは、6番人気以下3勝と荒れている |

⑦トラモント/北村宏司/新開幸一 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量55kg
◯4-6枠
◯上がりタイム上位
◯父/母父ミスプロ系の産駒
◯前走で着外
◯2レース目、または中山/ダート/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量52kg以下
✖1枠/8枠
✖中山/ダート/中距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
阪神11R ギャラクシーS ダート/1400
<過去10年間のレース統計>
2014~2016年が非開催のため、2010年まで遡った10回分を対象に分析
ハンデ戦は3回で、残り7回は別定戦
出走頭数はすべて14頭以上、フルゲート7回で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | ハンデ戦の設定斤量51-59kg、勝ち馬斤量55-56kg 過去3回の馬券内は54-57kgが占めており、そこを外れる軽量/重量は苦戦 別定戦の設定斤量53-59kg、勝ち馬斤量54-57kg 54kg以下は2018年に1勝しているが、[1-0-0-9]で不利な傾向 反対に58kg以上は[0-2-1-6]で、ハンデ戦と比較して重斤量が好走している ハンデ戦と別定戦の結果を合わせて見ると、軽ハンデ不利が共通の傾向 |
枠順 | 外枠有利で、5-7枠が7勝 8枠は2着1回、3着4回と勝ちきれていないが、今年の頭数では不利が弱まりそう |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすく、差し有利 3コーナー5番手以降が7勝、上がりタイム3番手以内が8勝 特に再開された2017年以降は、逃げ馬の連対は1回しかなく、 良馬場の場合、勝ち馬はすべて3コーナー10番手以降 |
血統 | 米国系が圧倒的に有利 米国系産駒が9勝で、米国系×米国系が7勝している WIN5全体のコース傾向も同様 米国血統でない場合はサンデーサイレンス系を持つか、キズナ産駒であることが特徴で、 欧州系は不利なコース |
臨戦過程 | 前走で東京1400/1600mを走った馬が7勝 休止以前は武蔵野S組が圧倒的だったが、再開後は多様化 直近は前走も1400mのオープン特別/リステッドを走った馬が4連勝中 前走が東京だった馬はすべて5着以下と、逆に東京で好走できなかった馬が活躍している |
人気 | 4番人気以下が7勝しており、荒れやすい |

⑦コパノマーキュリー/斎藤新/村山明 統計イチオシ
<買い条件>
◯5-7枠
◯差し/追い込み脚質
◎米国系×米国系の産駒
◯米国系産駒
◯前走が1400mのオープン特別/リステッド
◯3レース目、または阪神/ダート/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量53kg以下/58kg以上
✖欧州系×欧州系の産駒
✖前走が1700m以上
✖前走が芝
✖3週連続勝利の確率が低い騎手(藤岡佑介)
✖阪神/ダート/短距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
中京11R チャンピオンズC ダート/1800
<過去10年間のレース統計>
2014年創設
出走頭数はすべて15頭以上で多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 内寄りの中枠有利で、2-5枠が9勝 8枠は複勝率0% |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 上がりタイム2番手以内が7連勝中 位置取りは1コーナー5番手以降が6勝しており、中団以降が概ね有利 3コーナーでポジションを下げている勝ち馬が多いことからも見て取れるように、 向正面を馬群の外でペースを上げた馬よりも、内で脚を溜めた馬が有利な傾向 |
血統 | サンデーサイレンス系産駒とキングマンボ系産駒が3勝ずつ サンデーサイレンス系は母父でも5勝しており、 掛け合わせは日本系×欧州系が5勝で過半数 WIN5全体のコース傾向も同様 特にオープンクラスではサンデーサイレンス系有利が顕著で、 2020年以降の14レースで、 父/母父いずれもサンデーサイレンス系でない勝ち馬は2頭のみ その2頭はいずれも、父/母父がキングカメハメハ |
臨戦過程 | 創設以来、ダートグレードから臨戦した馬が8連勝していたが、 昨年、JRA重賞から臨戦した馬が初勝利 すべての勝ち馬が前走で入着している 距離延長はマイルCS南部杯から2回あるのみで、1800m以上を走った馬が7勝で有利 JBCクラシックからは最多4勝しているが、JBCクラシック勝ち馬が連勝したことは無い |
人気 | 直近は4番人気以上が5連勝中 2015~2017年にかけて6番人気以下が3連勝しており、創設当初は荒れやすかった |

④テーオーケインズ/松山弘平/高柳大輔 統計イチオシ
<買い条件>
◯2-4枠
◯上がりタイム上位
◯父/母父がサンデーサイレンス系の産駒
◯前走がダートグレード競走
◯4レース目、または中京/ダート/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖8枠
✖父/母父がサンデーサイレンス系でない、かつキングマンボ系でもない産駒
✖前走が重賞かつ、着外
✖前走が1600m以下かつ、マイルCS南部杯でない
✖中京/ダート/中距離G1で勝利の確率が低い騎手/厩舎
中山11R ラピスラズリS 芝/1200
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は9~16頭
直近は3年連続フルゲートだったが、12頭以下は2019年以前に3回ある
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量53-58kg、勝ち馬斤量54-58kg すべての斤量が連対しており、 唯一勝ち馬が出ていない53kgも[0-1-1-3]で、頭数は少ないながら好走している |
枠順 | 内外が有利で、最多は8枠の4勝 7-8枠が6勝の一方、1枠も2勝している 1着が無いのが2,5,6枠だが、すべての枠が連対している 頭数が少なくても外枠有利は変わらず、 12頭以下の3回はすべて、8枠が連対している |
展開/脚質 | 特に偏りはなく、逃げも差しも決まる 逃げた馬が5回連対し、3コーナー2番手以内が4勝 それ以外は3コーナー5番手以降が勝っている 上がりタイム最速は1勝のみで、最後方からは届きにくい |
血統 | 米国系とサンデーサイレンス系が有利 米国系産駒4勝、母父も含めると9勝 サンデーサイレンス系産駒3勝、母父も含めると7勝 掛け合わせでも、米国系×サンデーサイレンス系の6勝が最多 WIN5全体のコース傾向でも、オープンクラスは特に米国系有利 例年WIN5対象になる、春雷S/スプリンターズSの結果を見ても、 欧州系産駒の場合は母父も欧州系の場合のみ勝ち馬が出て、 すべての勝ち馬がノーザンダンサー系 |
臨戦過程 | 前走のレース種別に特に偏りは無く、様々な路線から勝ち馬が出ている 前走もオープンクラスだった9頭の内、5着以下に負けていた馬が8頭 |
人気 | 7番人気以下が4勝しており、大荒れしやすい |

⑪ファロロジー/泉谷楓真/高橋裕 統計イチオシ
<買い条件>
◯7-8枠
◯逃げ脚質
◯上がりタイム上位かつ、位置取り最後方の確率が低い
◯米国系×サンデーサイレンス系の産駒
◯前走オープンクラスで着外
<消し条件>
✖欧州系×欧州系かつ、ノーザンダンサー系でない産駒
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