3/3(日)のWIN5対象レースの統計データを分析し、買える馬/消せる馬を検討します。
各競馬場、雨の影響が残った土曜開催でしたが、明日の中山/阪神は回復しそう。
小倉が微妙ですが、芝は良ですかね。
▼想定馬場状態
競馬場 | 芝 | ダート |
---|---|---|
中山 | 良 | 良 |
阪神 | 良 | 良 |
小倉 | 良 | 良~稍重 |
各競馬場の傾向予習記事も公開しているので、合わせてご覧ください。
このページの内容をまとめた動画もあります。
阪神10R 戎橋S 芝/1400
<過去10年間のレース統計>
2021年創設で、1回開催で施行されているのは2023年から
1回開催の3勝クラス/芝/1400mとしては、京都改修工事中は斑鳩Sが施行されてきた
さらに遡ると、うずしおSが施行されていたが、2015年以前で古いデータになるため参考外
そのため、2回開催の心斎橋Sを加えた、直近10回分を対象に分析
ハンデ戦は4回で、ほか6回は定量戦
出走頭数は10~18頭
心斎橋Sが多頭数になりやすいが、1回開催の2レースはすべて12頭以下
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量51-56kg、勝ち馬斤量54-56kg 心斎橋Sのハンデ戦が2015/2016年とやや古く、 戎橋S/斑鳩Sのハンデ戦2回に限ると、56kgが[2-1-1-3]で、最重量ハンデが圧倒的に強い 55kgが[0-1-1-3]でこれに迫っているが、54kg以下は[0-0-0-9]で複勝率0% |
枠順 | 内枠有利で、1-4枠が7勝 特に1-2枠で5勝している 7枠が2勝、6枠/8枠も2着が複数回あり、外枠が特に不利なわけではない |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすく、差し有利 逃げ切りは無く、3コーナー6番手以降が7勝している 上がりタイム3番手以内が8勝 |
血統 | 日本系産駒と欧州系産駒が5勝ずつ 掛け合わせも日本系×欧州系が8勝で圧倒的に有利 日本血統9頭の内、サンデーサイレンス系が7頭だが、 ディープインパクト系の2頭はいずれも2022年以降に勝っている 欧州血統は分散しているが、ミスプロ系とグレイソヴリン系が3勝ずつで割合が大きい |
臨戦過程 | 1回開催の3レースを見ると、 勝ち馬の前走はすべて異なるレースで、1600mからの距離短縮が2勝 3着以内の9頭まで広げて見ると、前走も1400mを走った馬が6頭で過半数 これらはすべて、1月の東京/中京を走っていた 9頭はすべて前走で3着以下に負けており、特に勝ち馬はすべて5着以下 |
人気 | 4番人気以下が7勝しており、荒れやすい 10番人気も1勝しているが、二桁人気の連対はこの1回だけ 4-6番人気が6勝しており、中穴が強い傾向 |
⑩ヤマニンデンファレ/松若風馬/辻哲英 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量56kg以上
◯1-4枠
◯差し/追い込み脚質かつ、上がりタイム上位
◯日本系×欧州系の産駒
◯前走が東京/京都1400m
◯1レース目、または阪神/芝/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量54kg以下
✖米国系産駒
✖前走が1400m未満/1600m超
✖前走2着以内
✖阪神/芝/短距離で勝つ確率が低い騎手/厩舎
血統の統計データ分析については、こちらの記事で詳しく説明しています。
中山10R 総武S ダート/1800
<過去10年間のレース統計>
オープンクラスに昇格したのは2015年から
出走頭数は12~16頭
12頭立ては初年度の1回だけで、それ以降すべて14頭以上
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量55-59kg、勝ち馬斤量55-58kg 定量馬が6勝 斤量加算馬では+2kgが圧倒的に強く、 全体で[3-5-2-19]の内、+2kgが[2-2-2-3]を占める ※昨年は+1kgが最大だったため、+2kgの59kgで出走した馬は未発生 |
枠順 | 中枠有利で、3-6枠が6勝 1枠のみ複勝率0%で圧倒的に不利 |
展開/脚質 | スローペースになりやすく、先行有利 勝ち馬すべて1コーナー6番手以内で、2番手以内が5勝 その上で、上がりタイム4番手以内が8勝 |
血統 | 2010年代は欧州系有利傾向だったが、 2020年代に入って父/母父米国系が4連勝中 特に、米国系×日本系が3勝している WIN5全体では、馬場状態で傾向が変わるコース 稍重までなら、ストームキャット系とキングマンボ系が拮抗 2022年以降はディープインパクト系も勝利数を伸ばしている 重以下なら、エーピーインディ系が急激に勝率を上げる |
臨戦過程 | 前走で1800m以上を走った馬が8勝 最多は、前走も中山1800mだった4頭 距離延長で連対したのは1頭だけで、根岸Sから |
人気 | 2番人気以上が5勝で過半数を占める一方で、二桁人気が2勝し、極端な傾向 荒れた2回はいずれも、前走オープンクラスで9着以下に負けていた馬 昇級初戦で連勝した2頭はいずれも、1番人気で勝っている |
③ケイアイシェルビー/藤懸貴志/平田修 統計イチオシ
<買い条件>
◯3-6枠
◎逃げ脚質
◯先行力上位
◯ストームキャット系/キングマンボ系/ディープインパクト系の産駒
◯前走がオープンクラスの1800-1900m
◯2レース目、または中山/ダート/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖1枠
✖中山/ダート/中距離で勝つ確率が低い8歳以上
✖前走が1800m未満かつ、重賞でない
✖前走が芝
✖中山/ダート/中距離で勝つ確率が低い騎手/厩舎
小倉11R 関門橋S 芝/2000
<過去10年間のレース統計>
直近3年はオープンクラスで施行されていたが、また3勝クラスに戻る
その3年間は、同コースの3勝クラスが施行されていない
また、このレースが2000mになったのは2020年からで、今回と同条件は過去10年間で1回だけ
そのため、使用コースとの関連が強い枠順/展開/血統については、
オープンクラスを含めた、1回/2回開催の直近5レースを対象に分析
レース条件との関連が強い臨戦過程/人気については、2020年以前の関門橋Sを対象に分析
統計項目 | 傾向 |
---|---|
枠順 | 出走頭数は9~15頭 外枠有利で、5-7枠が4勝 残り1回、3枠が勝ったレースも、8枠が連対している 1枠のみ複勝率0% |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 上がりタイム最速が4勝 速い上がりが使えれば、位置取りは問われない傾向 |
血統 | 日本系×ノーザンダンサー系が3勝、キングマンボ系×サンデーサイレンス系が2勝 WIN5全体のコース傾向も同様で、欧州系産駒と、母父日本系が強く、 2020年以降の12レースで、欧州系×日本系の掛け合わせが8勝 米国系を持つのは3頭で、すべてノーザンダンサー系 |
臨戦過程 | 2020年以前の10年間で、2000mで施行されたのは3回 すべて4歳馬が勝っており、直近の2020年は菊花賞からの臨戦 その前は2011年/2012年でかなり間が空くが、 そこではいずれも、小倉の2勝クラスから昇級初戦が連勝だった 1800mで施行されていた期間では、京都/中山1800mからの臨戦が2勝ずつしている |
人気 | 1番人気が5勝の一方で、6番人気以下が4勝しており、やや極端な傾向 上位人気は先行して勝つパターンも多いが、人気薄は追い込みがハマりやすい |
①フィデル/藤岡康太/友道康夫 統計イチオシ
<買い条件>
◯5-7枠
◯上がりタイム上位
◯日本系×ノーザンダンサー系の産駒
◯4歳馬
◯3レース目、または小倉/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖1枠
✖米国系かつ、ノーザンダンサー系でない産駒
✖小倉/芝/中距離で勝つ確率が低い騎手/厩舎
阪神11R 大阪城S 芝/1800
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は12~16頭
統計項目 | 傾向 |
---|---|
斤量 | 設定斤量51-58kg、勝ち馬斤量54-56kg 57.5kg以上は出走2頭だけで、いずれも4着以下 57kgは[0-1-3-12]で、3着以内に来たのはすべて4番人気以上だが、勝ちきれていない 53kg以下は[0-1-1-30]と圧倒的に不利で、2018年以降は連対なし |
枠順 | 内外の有利/不利が逆転するトレンドを繰り返している 2014~2016年は外枠有利:5枠/7枠が勝利、1-3枠は複勝率0% 2017~2021年は内枠有利:1-4枠が勝利、7-8枠は連対率0% 2022~2023年は外枠有利:8枠が勝利、3着以内が5枠/8枠のみ WIN5全体のコース傾向でも、現在は外枠有利 2022年以降の7レースで、8枠4勝/6枠2勝と外枠が圧倒している |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 上がりタイム最速が5勝 後傾ラップになりやすいが、逃げた馬の連対は1回だけ 速い上がりが使えれば、位置取りは問われない傾向 |
血統 | 日本系有利で、日本系産駒が7勝、母父も含めると9勝 掛け合わせは日本系×欧州系が6頭で過半数だが、 米国系も含めて、ノーザンダンサー系との掛け合わせが7頭で有利 WIN5のコース傾向では、ディープインパクト系産駒が圧倒的に有利だが、 オープンクラスではキングマンボ系産駒も対抗している 母父はノーザンダンサー系だけでなく、ミスプロ系も強い傾向 |
臨戦過程 | 前走で2000m以上を走った馬が5連勝中で、前走も阪神を走った馬が3連勝中 直近3年は京都が改修工事中だったためにこうなっているが、 2016-2018年にかけて前走で京都を走った馬の3連勝は、1600-1800mだった 重賞から4頭、オープン特別/リステッドから4頭、3勝クラスから2頭と、路線は様々 距離違いも含めた過去40年で、前走オープンクラスで1着だった馬の連勝は無い |
人気 | 5番人気以下が5勝しており、荒れやすい 二桁人気の連対も3回ある 前走オープンクラスで8着以下に負けている馬が穴を開けている |
⑬ピンハイ/高倉稜/田中克典 統計イチオシ
<買い条件>
◯5枠/8枠
◯上がりタイム上位
◯父/母父ディープインパクト系の産駒
◯キングマンボ系産駒
◯日本系×ノーザンダンサー系の産駒
◯前走が2000m以上
◯4レース目、または阪神/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量53kg以下/57.5kg以上
✖1-3枠
✖欧州系産駒かつ、キングマンボ系/ノーザンダンサー系でない
✖阪神/芝/中距離で勝つ確率が低い8歳以上
✖前走がオープンクラスかつ、2着以内
✖阪神/芝/中距離で勝つ確率が低い騎手/厩舎
中山11R 弥生賞 芝/2000
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は10~13頭
統計項目 | 傾向 |
---|---|
枠順 | 外枠有利で、6-8枠が7勝、特に8枠が5勝で半数を占める 1枠は1勝しているが、それ以外の年に3着以内は無い 2-3枠も連対率0%で、内枠は圧倒的に不利 |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 勝ち馬すべて上がりタイム4番手以内で、2番手以内が6勝 後傾ラップになりやすいため先行馬も強く、直近は1コーナー3番手以内が3連勝中 ただ速い上がりが使えれば位置取りは問われない傾向で、最後方からも届いている |
血統 | 2020年まではディープインパクト産駒が5連勝していたが、近年は様相が一変している 直近3年、3着以内に入った9頭で、父/母父にディープインパクトを持つのは2頭だけ 勝ち馬はすべて父か母父が欧州系で、ノーザンダンサー系を持つ馬が6頭 特に昨年はノーザンダンサー系産駒が3着までを独占している 米国血統も、ディープインパクト産駒の母父として強かった時代と変わって、 直近3年の3着以内には1頭だけ |
臨戦過程 | 前走のクラスに関わらず1着だった馬が連勝する傾向が続いていたが、 2019年以降は、重賞で負けた馬が3勝している 前走で1800-2000mを走った馬が9頭で、残り1頭は朝日杯FSから 1勝クラスから連勝した2頭はいずれも、前走も中山2000mを走っている 前走、重賞以外で負けている馬は、直近26年間勝利が無い |
人気 | 3番人気以上が8勝しており、荒れにくい 4番人気以下で勝っているのはいずれも、前走重賞で負けていた馬 |
⑨ダノンエアズロック/キング/堀宣行 統計イチオシ
<買い条件>
◎8枠
◯6-7枠
◎上がりタイム上位かつ、先行実績あり
◯上がりタイム上位
◎父/母父ノーザンダンサー系の産駒
◯キングマンボ系産駒
◯前走が1800-2000mのオープンクラス
◯5レース目、または中山/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖1-3枠
✖父/母父いずれも欧州系でない産駒
✖前走が重賞以外かつ、2着以下
✖前走が1勝クラスかつ、中山2000mでない
✖前走が新馬戦
✖中山/芝/中距離G2で勝つ確率が低い騎手/厩舎
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