3/10(日)のWIN5対象レースの統計データを分析し、買える馬/消せる馬を検討します。
今週から1回中京が開幕。
中山が道悪で開幕した週末ですが、明日は回復する想定。
▼想定馬場状態
競馬場 | 芝 | ダート |
---|---|---|
中山 | 良 | 良 |
中京 | 良 | 良 |
阪神 | 良 | 良 |
各競馬場の傾向予習記事も公開しているので、合わせてご覧ください。
このページの内容をまとめた動画もあります。
阪神10R オークランドTRT ダート/2000
<過去10年間のレース統計>
今年から2000mのハンデ戦に変更
1回開催/3勝クラス/ダート/2000mは例年、甲南Sが施行されてきた条件
※2022年のみ灘Sが1回開催で施行
そのため、甲南Sの過去10年間を対象に分析
ハンデ戦は6回で、他4回は定量戦
出走頭数は9~16頭
13頭以上が8回で、多頭数になりやすい条件
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量52-58kg、勝ち馬斤量55-58kg 57kg以上は[2-1-2-1]で、昨年は3着以内を独占している 特に58kgの出走は2023年だけだが、[1-0-1-0]で複勝率100% 54kg以下は[0-1-3-34]と圧倒的に不利で、最後の連対は2016年 |
枠順 | 外枠有利で、6-7枠が3勝ずつで過半数を占める 8枠は連対1回のみで、大外までいくと不利な傾向 1枠が連対率0%、2枠も6%で、極端な内枠も不利な傾向 |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 上がりタイム3番手以内が7勝 後傾ラップになりやすいため逃げ切りも2回あり、後方からは届きにくい 1コーナー5~10番手が5勝で、差し馬は中団追走まで |
血統 | 特に偏りなし サンデーサイレンス系と欧州系の産駒が4勝ずつ 掛け合わせも日本系×欧州系の4頭が最多 欧州系と米国系に共通して、ミスプロ系を持つ馬が5頭 ノーザンダンサー系も4頭いるが、2021年以降は0頭 WIN5全体では2020年以降12レースが施行されて、日本系産駒が7頭で過半数 ここでも日本系×欧州系がメジャーな構成 欧州系はキングマンボ系産駒のみ、 米国系はマジェスティックウォリアー産駒のみ |
臨戦過程 | 前走3着以内だった馬が5連勝中 最多は金蹄Sから3頭で、この3頭はすべて前走で入着している 距離短縮はすべて東京からで、1800m未満から臨戦した勝ち馬は無し |
人気 | 1番人気が5勝、3番人気が4勝しており、非常に荒れにくい 2番人気は連対が無く、上位人気で唯一苦戦している 残り1回は15番人気が勝ち、4コーナー12番手からの直線一気が決まっている |
⑥ダノンブレット/松山弘平/菊沢隆徳 統計イチオシ
<買い条件>
◯斤量57kg以上
◯6-7枠
◯逃げ脚質
◯上がりタイム上位
◯日本系×欧州系の産駒
◯前走が3着以内
◯1レース目、または阪神/ダート/長距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量54kg以下
✖1-2枠
✖米国系産駒かつ、エーピーインディ系でない
✖欧州系産駒かつ、キングマンボ系/ノーザンダンサー系でない
✖前走が2000m超かつ、東京2100mでない
✖3週連続勝利の確率が低い騎手(和田竜二)
✖阪神/ダート/長距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
血統の統計データ分析については、こちらの記事で詳しく説明しています。
中山10R 東風S 芝/1600
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は10~16頭
13頭以上が7回で、多頭数になりやすい
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量53-58kg、勝ち馬斤量55-58kg 加算斤量別の着度数は以下の通り +2kg[1-1-1-5] +1kg[2-5-0-28] 定量 [7-4-8-70] 斤量加算馬の連対9頭中、6頭が2020年以降に発生しており、 近年は重斤量有利に傾向がシフトしてきている 牝馬は[0-0-2-13]で、3着に入ったのはいずれも定量馬 |
枠順 | 内枠有利で、1-4枠が8勝 4枠が最多3勝、連対率31%で他を圧倒している フルゲートの2回はいずれも1枠が勝っている 7-8枠が0勝で外枠不利、8枠は3着6回だが勝ちきれない |
展開/脚質 | 近年は圧倒的に先行有利で、2コーナー3番手以内が6連勝中 この6年間、2コーナーを7番手以降で通過した馬は連対していない これは6-8枠が連対していない期間とも重なる |
血統 | 欧州系が有利で、欧州系産駒が5勝、母父も含めると9勝 掛け合わせは欧州系×日本系が、直近3連勝を含む6勝 父/母父米国系は2頭だけで、2017年以降は0勝 WIN5全体でもほぼ同様のコース傾向 オープンクラスでは特に、キングマンボ系産駒が有利で、 良馬場ではディープインパクト系産駒がそれに追随する 米国系不利も共通しているが、 2021年以降はディープインパクト系の母父としてのみ勝っているのが特徴 |
臨戦過程 | 前走も1600mを走った馬が8勝 距離短縮/延長はいずれも重賞から 前走で3着以内だった馬が2連勝中だが、過去10年全体では着外だった馬が6頭 二桁着順だった馬も4頭おり、荒れやすい要因にもなっている |
人気 | 4番人気以下が6連勝中で、荒れやすい 二桁人気も2勝している |
⑥セッタレダスト/丹内祐次/嘉藤貴行 統計イチオシ
<買い条件>
◎4枠
◯2-3枠/5枠
◎逃げ脚質
◯先行力上位
◯キングマンボ系/ディープインパクト系産駒
◯前走が1600m
◯2レース目、または中山/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖斤量56kg以下
✖1枠/7-8枠
✖米国系産駒かつ、母父ディープインパクト系でない
✖前走が1600m以外かつ、重賞でない
✖中山/芝/中距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
中京11R 金鯱賞 芝/2000
<過去10年間のレース統計>
3月に施行されているのは2017年から
出走頭数は9~17頭
直近5年は10~13頭が続いている
統計項目 | 傾向 |
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斤量 | 設定斤量54-59kg、勝ち馬斤量56-58kg 加算斤量別の着度数は以下の通り +2kg[1-1-0-1] +1kg[3-4-3-11] 定量 [6-5-8-82] 斤量加算馬が高い好走率を誇る 特に牝馬は、全体では[0-3-2-15]だが、斤量加算馬に限ると[0-3-1-1] 1着は無いものの、重賞勝ち馬は好走しやすい |
枠順 | 特に偏りなし すべての枠が連対している 施行時期が変わった2017年以降に限って見ると、 出走13頭を境に、多頭数で内枠有利、少頭数で外枠有利の傾向が少し見られる 13頭以上の3回では、1枠1勝、3枠2勝 12頭以下の4回では、5枠2勝、8枠2勝 ただし2着3着まで見ると、それほど強い偏りにはなっていない |
展開/脚質 | スローペースの瞬発力勝負になりやすい 勝ち馬すべて上がりタイム4番手以内 後傾ラップになりやすいため逃げ切りも2回あり、 特に稍重以下の3回はすべて、1コーナー3番手以内が勝っている 良馬場では、速い上がりが使えれば、位置取りは問われない傾向 |
血統 | ロベルト系、ディープインパクト系、ミスプロ系、キングマンボ系 この4系統がたすき掛け状態で、様々な組み合わせで勝ち馬の血統を構成している WIN5全体では、日本系×欧州系が7連勝中のコース ロベルト系、ディープインパクト系が強い傾向は同様 2020年以降、条件戦はすべて日本系×欧州系が勝ち、 重賞だけは母父米国系の勝ち馬が出る傾向が続いている |
臨戦過程 | 3月施行になった2017年以降は、前走有馬記念と白富士Sが複数の勝ち馬を出している すべての勝ち馬が前走で2000m以上を走り、重賞でないのは白富士Sからの2頭だけ |
人気 | 1番人気が6勝しており、非常に荒れにくい 唯一6番人気以下が勝った年は、過去10年で1回だけの重馬場で、 前走白富士Sで負けた馬が逃げ切っている |
③ドゥレッツァ/ルメール/尾関知人 統計イチオシ
<買い条件>
◯上がりタイム上位
◎日本系×欧州系かつ、ディープインパクト系/ロベルト系を持つ産駒
◯日本系×欧州系の産駒
◯3レース目、または中京/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖重賞を勝つ確率が低い8歳以上
✖前走が重賞でない、かつ東京2000mでもない
✖前走が2000m未満
✖中京/芝/中距離G2で勝利の確率が低い騎手/厩舎
阪神11R フィリーズレビュー 芝/1400
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は15~18頭
フルゲートにならなかったのは2022年の1回だけ
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 内枠有利で、1枠/3枠が3勝ずつ 2018年以降、8枠は複勝率0% 2023年に6枠が3着以内に入ったのは、2014年以来9年ぶり |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすく、差し/追い込み有利 3コーナー6番手以降が8勝、10番手以降も5勝で、最後方からも届いている 最も先行した馬で3番手まで 外枠は追い込みでのみ勝っていて、8枠2勝はいずれも14番手以降から 7枠で連対した3頭も、すべて9番手以降 |
血統 | 欧州系有利で、欧州系産駒が6勝、母父も含めると9勝 掛け合わせは欧州系×日本系が4頭で最多だが、 欧州系×欧州系も3頭で、むしろ近年はこちらの構成の方が多い 直近はキングマンボ系産駒が2連勝中 サンデーサイレンス系を持つのは5頭で、ノーザンダンサー系との掛け合わせで3勝 米国系は母父で3勝しているのみで、その内2頭がミスプロ系 |
臨戦過程 | 前走で1600mを走った馬が直近5連勝を含む7勝 未勝利/1勝クラスからの連勝が4回だが、1勝クラスで負けている馬も2頭いる 前走がオープンクラスの4頭は、すべて前走は負けている 特に前走が重賞の2頭はいずれも前走二桁着順で、0.7秒以上負けている 創設以来23年間、前走でダートを走った勝ち馬は無し |
人気 | 8番人気以下が4勝しており、大荒れしやすい 1番人気が1勝だけ、3番人気が0勝/2着1回 2番人気は4勝/2着3回で、上位人気では2番人気が最も信頼できる傾向 |
③バウンシーステップ/菱田裕二/高橋亮 統計イチオシ
<買い条件>
◯1枠/3枠
◯上がりタイム上位
◯欧州系産駒
◯サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の産駒
◯前走が1600m
◯4レース目、または阪神/芝/短距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖6-8枠かつ、差し/追い込み脚質でない
✖米国系産駒かつ、ミスプロ系でない
✖前走が1400m未満/1600m超、またはダート
✖前走が重賞かつ、9着以内または0.6秒差以内
✖3週連続勝利の確率が低い騎手(和田竜二)
✖土日重賞制覇の確率が低い騎手(岩田望来)
✖阪神/芝/短距離G2で勝利の確率が低い騎手/厩舎
中山11R アネモネS 芝/1600
<過去10年間のレース統計>
出走頭数は12~16頭
13頭以下は2回だけで、フルゲートが6回で過半数
統計項目 | 傾向 |
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枠順 | 中枠有利で、3-6枠が直近6連勝を含む7勝 6枠が最多4勝でやや外枠が強く、7枠も2勝している すべての枠が連対していて、目立った不利傾向は無い |
展開/脚質 | 前傾ラップになりやすいが、先行馬が押し切る展開も多発している 2コーナー2番手以内が、直近2連勝を含む4勝 特に内枠は先行策が勝ちパターンで、1-4枠の勝ち馬3頭はすべて2コーナー2番手以内 外枠からは、逃げも差しも決まる傾向 |
血統 | 2018年以降は日本系と欧州系が交互に勝ち馬を出しており、 掛け合わせも日本系×欧州系が2020年まで7連勝 しかし2021年以降はやや傾向が異なり、欧州系×欧州系が2勝、 残る1回は母父米国系が勝っている 日本血統では、ディープインパクト系とサンデーサイレンス系が拮抗 欧州血統では、6頭がキングマンボ系を持つ WIN5全体のコース傾向、特に3歳戦では、ほぼ同じ傾向 キングマンボ系産駒とディープインパクト系産駒が拮抗しており、 米国系はディープインパクト系の母父としてのみ勝鞍がある ただし今年ここまでの2戦、ジュニアC/フェアリーSはいずれも、 ロベルト系×サンデーサイレンス系が勝利 |
臨戦過程 | 前走も同コースを走った馬が6勝で、それ以外はすべて東京からの臨戦 特に東京1400mからが3頭 中山/東京の1400-1600m以外から臨戦した勝ち馬は、2007年が直近 すべての勝ち馬が前走4着以内で、オープンクラスだったのは3頭だけだが、 フェアリーSから連勝もある 前走で着外だった勝ち馬は、2010年以降なし その2010年も前走は重賞であり、重賞以外で着外だった馬は、1998年以降なし 勝ち馬の最少キャリアは2戦で、創設以来32年間、新馬戦から連勝は無い |
人気 | 3番人気以上が7勝しているが、残る3回はすべて6番人気以下で、 荒れる場合はやや大きい傾向 |
⑧ラヴスコール/横山和生/加藤征弘 統計イチオシ
<買い条件>
◯3-6枠
◯逃げ脚質
◯上がりタイム上位
◯キングマンボ系/ディープインパクト系産駒
◯前走が中山1600m
◯5レース目、または中山/芝/中距離で勝鞍が多い騎手/厩舎
<消し条件>
✖1-4枠かつ、先行力下位
✖米国系かつ、掛け合わせ相手がディープインパクト系でない
✖前走が6着以下
✖前走が1600mでない、かつ東京1400mでもない
✖中山/芝/中距離で勝利の確率が低い騎手/厩舎
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