2022年上半期の振り返り傾向分析の第三弾。
今回は、リーディング情報とは違う軸で切り取った、様々な傾向に着目。
第一弾の騎手リーディング編はこちら。
第二弾の調教師リーディング編はこちら。
ラジオ感覚で聞けるこちらの動画もどうぞ。
同日に2勝したことがある騎手/厩舎
騎手 | 厩舎 |
---|---|
福永祐一 | 安田隆行 |
岩田康誠 | 池江泰寿 |
川田将雅 | 斉藤崇史 |
浜中俊 | |
和田竜二 | |
田辺裕信 | |
池添謙一 | |
松山弘平 |
<騎手の連勝の傾向分析>
今年は一部の騎手に勝ち星が偏っており、昨年は4回しか発生しなかった連勝が、今年はすでに8回発生している。
基本的に連勝はレアな事象である、という前提なら、
すでに連勝している騎手の連勝はもう無い
と考えることもできるし、
今年は発生しやすいから、2回目もあり得るし、他の騎手も連勝し得る
と考えることもできる。
2020年以降で、連勝を複数回達成しているのは以下の騎手。
騎手 | 年 | 連勝回数 | 年間勝利数 |
川田将雅 | 2020 | 4 | 25 |
ルメール | 2020 | 3 | 25 |
ルメール | 2021 | 2 | 20 |
松山弘平 | 2020 | 2 | 17 |
<厩舎の連勝の傾向分析>
厩舎の連勝の発生率も、騎手のそれと連動する傾向がある。
騎手の連勝が多い年は、厩舎の連勝も多い。
年 | 騎手連勝 発生回数 | 厩舎連勝 発生回数 |
---|---|---|
2020年 | 16 | 7 |
2021年 | 4 | 2 |
2022年(6月まで) | 8 | 3 |
3週以上連続で勝利したことがある騎手/厩舎
騎手 | 厩舎 |
---|---|
岩田康誠 | 矢作芳人 |
<騎手の2週連続連勝の傾向分析>
2週連続勝利の発生数は、近年減少傾向にある。
2020年:43回
2021年:33回
2022年:12回(6月終了時点)
特定の騎手が連続で勝ちにくくなっていると考えると、3週以上連続での勝利も、発生確率は下がることが予想される。
2020年以降で、3週以上連続で勝利しているのは以下の騎手。
騎手 | 年 | 最長連続週 | 年間勝利数 |
ルメール | 2020 | 4 | 25 |
ルメール | 2021 | 4 | 20 |
横山武史 | 2021 | 3 | 15 |
戸崎圭太 | 2021 | 3 | 13 |
戸崎圭太 | 2020 | 3 | 10 |
福永祐一 | 2020 | 3 | 10 |
吉田隼人 | 2020 | 3 | 9 |
岩田康誠 | 2022 | 3 | 8 |
岩田康誠 | 2020 | 3 | 3 |
<厩舎の2週連続連勝の傾向分析>
騎手に比べると、厩舎の2週連続勝利は発生しにくい。
しかし、騎手の2週連続勝利は減少傾向にあるのに対し、厩舎の2週連続勝利は増加傾向にある。
2020年:10回
2021年:10回
2022年:12回(6月終了時点)
2020年は、3週以上連続して勝利した厩舎は無かった。
2021年は、手塚貴久(WIN5リーディング1位)、池添学(同2位)が達成している。
全勝利数に対する、WIN5対象レース勝利数の割合が高い騎手/厩舎
つまり、平場であまり活躍できていなくても、WIN5に絡んでいる騎手/厩舎。
WIN5対象レースで2勝以上している騎手/厩舎から抽出。
騎手 | 全体 勝利数 | WIN5対象 勝利数 | 割合 |
---|---|---|---|
武藤雅 | 4 | 2 | 50% |
丸田恭介 | 5 | 2 | 40% |
岩田康誠 | 29 | 8 | 28% |
浜中俊 | 23 | 6 | 26% |
荻野極 | 16 | 4 | 25% |
野中悠太郎 | 8 | 2 | 25% |
厩舎 | 全体 勝利数 | WIN5対象 勝利数 | 割合 |
---|---|---|---|
飯田雄三 | 6 | 3 | 50% |
北出成人 | 6 | 2 | 33% |
昆貢 | 7 | 2 | 29% |
畠山吉宏 | 7 | 2 | 29% |
安田翔伍 | 15 | 4 | 27% |
安田隆行 | 23 | 6 | 26% |
藤岡健一 | 12 | 3 | 25% |
高柳瑞樹 | 8 | 2 | 25% |
特定の条件でのみ勝利している騎手/厩舎
WIN5対象レースで3勝以上している騎手/厩舎から抽出。
騎手 | 条件 |
戸崎圭太 | WIN5対象2レース目 |
和田竜二 | 芝のレース |
田辺裕信 | 芝のレース |
池添謙一 | 芝のレース |
松山弘平 | 芝のレース |
M.デムーロ | 芝のレース |
吉田隼人 | 芝のレース |
幸英明 | 阪神競馬場 |
厩舎 | 条件 |
---|---|
奥村武 | 東京競馬場 |
友道康夫 | 芝のレース |
中内田充正 | WIN5対象1レース目 |
勝ち馬の所属に偏りのある競馬場
輸送距離の問題から、基本的に関東の競馬場では美浦の馬が、関西の競馬場では栗東の馬が活躍しやすい。
ここに、栗東優位のWIN5傾向が加わると、顕著な偏りが生まれている競馬場がある。
阪神では美浦が3勝しているが、内2勝は天皇賞(春)と宝塚記念のタイトルホルダー。
小倉では美浦は未勝利。 ※2021年も通年で美浦は小倉での勝利なし
東京ではようやく6:4で美浦優勢となるが、中山では栗東の方が勝利数が多い。
堅/荒の傾向
対象5レースの勝ち馬の人気数の合計と、その発生割合。
5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-
5月終了時点から、比率に大きな変化なし。
6月の4開催はいずれも10-24のレンジに入ったため、堅すぎ/荒れすぎな決着は無かった。
引き続き、5-19のレンジがおよそ6割を占めるように推移していくのが例年の傾向。
20ポイントを超える高配当レンジが続くのは長くても3週までで、その次は10-14のレンジで決着する場合が多い。
また、昨年4回発生している30ポイント超えの超大型配当回が、上半期で1回も発生していない。
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