今週から3回中京が開幕し、中京記念まで4週間の開催。
中京競馬場の傾向を予習しておきましょう。
昨年のWIN5全体のデータは、こちらの記事で扱っています。
このページの内容は、動画にざっくりまとめています。
今年の傾向
現在、統計対象として扱っているのは7項目。
各項目について、傾向に対する結果を以下のように評価しています。
◎・・・顕著な傾向があり、それに合致する。または、複数の傾向に合致する。
○・・・有意な傾向があり、それに合致する。または、複数ある傾向の一部に合致する。
△・・・有意な傾向があり、それに合致しない。
✖・・・顕著な傾向があり、それに合致しない。
今年の中京競馬場では、2回開催までにWIN5対象レースが21レース施行されました。
その中で、項目別に見た△/✖の出現回数は以下の通り。
斤量 | 展開/脚質 | 枠順 | 人気 | 血統 | 臨戦過程 | 騎手/厩舎 | |
△ | 1回 | 7回 | 1回 | 5回 | 3回 | 3回 | 0回 |
✖ | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 | 2回 | 0回 | 1回 |
対象レース数 | 9 | 21 | 7 | 21 | 21 | 11 | 20 |
斤量は、特に消し条件に合致しやすく、買い目削減への貢献度が高い。
枠順は、7レース中4レースで◎が付いた。
その内3レースがダートで、中京ダートの内枠有利が信頼できる傾向となっている。
騎手/厩舎は、消し条件の騎手が1勝したのに対し、買い条件の騎手が5勝。
展開/脚質は、最も多く傾向から外れているが、一方で◎の出現回数も7回と多く、
まったく信頼できないわけではない。
人気の△は、すべてオープンクラスで発生している。
血統は✖が最多だが、WIN5対象レースの少ないコースで傾向から外れやすい。
サンプル数の問題から、比較的信頼度の低い項目になっていると考えられる。
3回中京 WIN5対象コース別リーディング
3回中京のWIN5対象レースで使用されるコースについて、
直近3年間(2020年/2021年/2022年)と、今年の2回開催までを対象に集計した、
コース別のリーディングトップ。
トラック | 距離 | 最多勝騎手 | 勝利数 | 最多勝調教師 | 勝利数 | 最多勝種牡馬系統 | 勝利数 | 種牡馬備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
芝 | 1200 | 池添謙一 ルメール | 2勝 | [栗東]武英智 [栗東]安田隆行 | 2勝 | キングマンボ系 | 4勝 | |
芝 | 1600 | 松山弘平 | 4勝 | [栗東]池江泰寿 [美浦]堀宣行 | 2勝 | キングマンボ系 | 5勝 | |
ダート | 1200 | ※ | ― | ※ | ― | ※ | ― | 大分類は米国系3勝がトップ |
ダート | 1400 | 浜中俊 松山弘平 吉田隼人 | 2勝 | [栗東]北出成人 | 2勝 | キングマンボ系 | 4勝 | 大分類は米国系7勝がトップ |
ダート | 1800 | 藤岡佑介 松山弘平 | 2勝 | [栗東]大久保龍志 | 4勝 | サンデーサイレンス系 | 7勝 |
種牡馬の分類や系統については、こちらで詳しく説明しています。
中京競馬場 騎手の傾向
今年、中京競馬場で好調な騎手。
騎手名 | 着度数 | 傾向 |
---|---|---|
川田将雅 | 3-1-0-3 | 芝2勝/ダート1勝、重賞2勝 芝2000m[2-0-0-0]、ダート1800m[1-1-0-0]と、中距離で無類の強さ |
中京競馬場 厩舎の傾向
今年、中京競馬場で好調な厩舎。
調教師名 | 勝利数 | 傾向 |
---|---|---|
浜田多実雄 | 2 | ダートの条件戦を2勝 2021/2022年はWIN5未勝利厩舎だった |
中京/芝/1200mの傾向
2022/2023年で10レース。条件戦2回、オープン特別/リステッド3回、重賞5回。
統計項目 | 傾向 |
---|---|
展開/脚質 | 差し有利 逃げ切りは無く、最も先行した馬で3コーナー3番手まで 特に今年は、すべて3コーナー7番手以降が勝っている |
枠順 | 内枠有利 1-3枠で7勝 |
人気 | 大荒れ オープンクラスで8番人気以下が3勝している |
血統 | 日本系と欧州系が有利 日本系産駒6勝 母父は欧州系が圧倒的で、9勝 日本系×欧州系で5勝だが、欧州系×欧州系も4勝している |
馬体重 | 470~530kg |
中京/芝/1600mの傾向
2022/2023年で9レース。条件戦4回、オープン特別1回、重賞4回。
統計項目 | 傾向 |
---|---|
展開/脚質 | 差し有利 瞬発力勝負になりやすく、上がりタイム上位馬が有利 |
人気 | 荒れやすい 4番人気以下が5勝している |
血統 | 日本系有利 日本系産駒6勝、母父も含めると8勝 |
馬体重 | 428~516kg 500kg超は2頭だけ |
中京/ダート/1200mの傾向
2022/2023年で4レース。条件戦2回、オープン特別2回。
統計項目 | 傾向 |
---|---|
展開/脚質 | すべて前傾ラップになっているが、 オープン特別では先行馬が押し切っているのに対して、 条件戦では中団以降から差した馬が届いている |
枠順 | 内枠有利 すべて2-4枠が勝っている |
人気 | 上位人気が強い すべて4番人気以上が勝ち、1番人気が2勝している |
血統 | サンデーサイレンス系と米国系が有利 欧州血統を持つ馬はいずれも、サンデーサイレンス系×欧州系の組み合わせ |
馬体重 | 432~528kg |
中京/ダート/1400mの傾向
2022/2023年で8レース。条件戦6回、オープン特別2回。
統計項目 | 傾向 |
---|---|
展開/脚質 | 差し有利 すべて13頭以上が出走して、3コーナー7番手以降が6勝 10番手以降が4勝しており、最後方からでも届きやすい |
人気 | 上位人気が強い 1-3番人気で7勝している |
血統 | 米国系有利 米国系産駒6勝、米国系×米国系も3勝 5頭がエーピーインディ系 母父に入ると日本系も良く、母父サンデーサイレンス系が5勝 |
馬体重 | 大型馬有利 452~514kg 480kg未満は2頭だけ |
中京/ダート/1800mの傾向
2022/2023年で13レース。条件戦6回、オープン特別4回、重賞3回。
統計項目 | 傾向 |
---|---|
展開/脚質 | 差し有利 瞬発力勝負になりやすく、上がりタイム上位馬が有利 稍重2回/重1回と、雨のサンプルが少ないが、 その場合は1コーナー2番手以内が2勝、 最も後方だった馬でも5番手で、先行有利傾向が強まる |
枠順 | 外枠有利 5-8枠で9勝している 勝っているのは最内で3枠まで |
人気 | 上位人気が強い 1-3番人気で10勝している |
血統 | 様々な血統構成の産駒が勝っており、 勝ち馬13頭の父/母父26頭の内訳が、日本系9/米国系9/欧州系8 父系では日本系産駒6勝が最多で、 サンデーサイレンス系とディープインパクト系が3勝ずつだが、 ディープインパクト系はすべてキズナ産駒 欧州系産駒4勝はすべてキングマンボ系だが、特にキングカメハメハ産駒が3勝 |
馬体重 | 大型馬有利 462~526kg 480kg未満は2頭だけ |
中京競馬場 勝ち馬人気の傾向
今年の2回開催まで、21レースの勝ち馬人気の分布。
1人気 2人気 3人気 4人気 5人気 6-9人気 ■10人気以下
1-2番人気で過半数のレースを勝っている一方で、
すでに10番人気以下が2勝している競馬場でもある。
10番人気以下が勝ったレースでは、レース展開が例年と異なる傾向で決着している。
展開/脚質の逆張りが高配当に繋がりそう。
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